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第37回 蟳之屋(台湾住礦・稲垣俊二副総経理)


ニュース 商業・サービス 作成日:2014年1月22日_記事番号:T00048268

総経理のちょっといい店

第37回 蟳之屋(台湾住礦・稲垣俊二副総経理)

 皆さま、こんにちは。今回は台湾住礦科技の稲垣俊二副総経理に高雄の有名海鮮料理店、蟳之屋をご紹介いただきました。


稲垣副総経理(左)と蟳之屋の黄総経理(右)

 蟳之屋は、40年近い歴史があり、総経理の黄富民さんは2代目です。創業者の祖父は澎湖島(澎湖県)で海鮮店を経営していたそうで、食材は毎日80%を澎湖島から空輸し、20%は小琉球(屏東県)から調達しています。からすみは高雄や台南、マグロなどは東港(屏東県)と、一番良い産地のなじみの仕入れ先から買い付けています。なお、澎湖島の店では、蒋介石元総統が2回も食されました。

食欲なくても「お代わり!」

 さて、稲垣副総経理のお薦めは「蠏粥」(カニのお粥、1,000台湾元)です。この料理に出会ったのは、高雄の暑い夏に、ついつい冷たい物を飲み過ぎたり、クーラーを付けっぱなしで寝てしまい、体調を崩してしまった秋口のこと。偶然、ある会食で蟳之屋のカニのお粥を食べることになりました。「食欲が落ち、正直カニを食べる気分ではなかった」はずが、何杯もお代わりしたそうです。


外食や接待が多い方にもぴったり

 癖がなく、あっさりしているのに、カニのだしがよく出ている。その後、体調も回復したことから、蟳之屋のカニのお粥が欠かせなくなったそうです。

 私(大坪)も今回初めて食べました。見た目から濃い味付けを想像していましたが、あっさりとした薄味のスープにカニみその濃厚な隠し味が入っているという感じでした。カニの足なども入っており、とても美味でした。

 他のお薦め料理は、▽鹽酥蠏(カニの塩揚げ)、900元▽金瓜米粉(かぼちゃの焼きビーフン)、180元▽三杯小巻(ヤリイカ炒め)、450元──など。


カニの塩揚げはニンニクが効いた濃厚な味付けです

少人数でも大勢でも

 春節(旧正月)の大みそかと元日は休業日ですが、それ以外は年中無休。日本人の来店が3割を占め、日本語が分かるスタッフと日本語メニューもあり、3階の宴会場を入れると最大500人が利用できます。なお、高雄の「海王子」、「海天下」は同店で修行した親戚が独立した店だそうです。

(取材/ワイズコンサルティング・大坪豊)

蟳之屋
住所:高雄市新興区民生一路93号
電話番号:07−226−6127
営業時間:11:30~14:00、17:30〜21:00   

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