第54回 永林(台湾大呉 山本茂樹董事長)


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年3月25日

総経理のちょっといい店

第54回 永林(台湾大呉 山本茂樹董事長)

記事番号:T00056074

 皆さん、こんにちは。今回も引き続き台南のおいしいお店をご紹介いたします。しゃぶしゃぶで有名な「永林」です。ご多忙を理由に取材協力を何回もお断りされましたが、やっと実現しました。


山本董事長(左)と欧店長(右)

 ご紹介者は台湾大呉(ダイクレ)の山本茂樹董事長兼総経理です。台湾大呉は、発電設備、石油化学工場等で用いられる熱交換器・フィンチューブを台湾はじめ、需要旺盛な東南アジア各地に供給すべく、2013年11月に台南市の台南科技工業区に工場を開業しました。独自技術による高付加価値製品と、日本で培った設計・製造・管理能力を武器に、各種プラントの熱効率向上を通じて、世界の環境負荷軽減に貢献している日系企業です。

予想を裏切る3つの驚き

 山本董事長に同店を選んだ理由を伺いました。「2年前に台湾での本格的な駐在がスタートした際、知り合いの日系企業の董事長から、『台南に有名なしゃぶしゃぶの名店がある』と連れてきていただきました。それから5回以上訪問しています。台湾で、日式(日本式)でないしゃぶしゃぶというのは意外な気がしましたが、肉を一口食べた瞬間、予想外の食感と味に驚き、一気にファンになりました」と話されました。

 私は今回初めて訪問しましたが、驚きの連発でした。

 最初の驚きはメニューです。「注意、撮影禁止、持ち込み禁止、タバコ禁止」など、とにかく厳しい「しきたり」が、まるで工事現場の注意書きのごとくイラスト付きで大きく並んでいます。

 2番目の驚きは、しゃぶしゃぶ(台湾特級手切り牛肉(370台湾元)のお肉です。写真をご覧いただきたいのですが、日本で食べるお肉と少し違いませんか。そうです、「手切り」カットですよ。おそらく味にも影響しているのでしょう。


手切りの牛肉

 3番目の驚きは、「お味」。肉本来のシコシコ感やモチモチ感がよく出ています。とにかく柔らかく、ほんの少し厚切りなので肉本来の味やコクが楽しめ、肉好きの食通の方にはぴったりです。

豊富なつけ鍋

 牛肉の場合、しゃぶしゃぶのつけ鍋を小170元、大220元から選ぶことができます。お肉以外のつけ鍋もあります。スープは、牛骨蔬果高湯(ビーフと野菜ベース)、蔬果高湯(野菜ベース)から選択できます。野菜(キャベツ、白菜、しいたけ、えのきだけ、トマトなど)や湯葉など具材入りなのでボリュームたっぷりです。

 今回は牛骨蔬果高湯を注文しました。しょうゆベースの薄い味つけで割とあっさり系です。日本のしゃぶしゃぶとは違った台南風「しゃぶしゃぶ」が楽しめますよ。


牛骨蔬果高湯

サイドメニューも絶品

 しゃぶしゃぶ以外のお薦めを尋ね、一口焼肉(台湾牛肉花肉片、350元)を注文しました。これが絶句!ただ一言、「おいし〜」です。松坂牛(食べたことはありませんが…)と勘違いするほどの柔らかさ、ジューシー、脂の乗り具合、程よい大きさのカットなど全て大満足、ご飯3杯はいけますよ。見た目は脂身が若干多く、しつこそうに見えますが、そうでもありません。食べ方の基本は、肉本来の味を生かすためにレモンと塩コショウです。

 次のお薦めは牛タン(烤牛舌、320元)です。これは日本で食べる「タンの焼き肉」のようで、嫌な臭みなどなく、タン本来のおいしさ、食感を味わえる一品です。ぜひ先ほどの焼き肉と合わせてご賞味ください。

新鮮な地場牛肉を

 お肉のおいしさがよく分かったところで、おいしさの秘密を店長の欧美健小姐に伺いました。

 同店では、台南市善化区で飼育されている、チルド(冷凍していない)の牛肉を使っているそうです。鮮度の良い状態で24時間以内に、食材として利用されています。お肉の柔らかさのレベルは3種類あり、今回は一番柔らかいレベルだったとのこと。

 台南では、牛肉スープを朝食とするのが定番だそうですが、それも鮮度の良いおいしい肉が安く手に入る場所柄なんですね。納得です。

 さて、お店は2階も入れて200坪の広さで、150人ぐらいが同時に食事できます。同店は開業21年目ですが、台北市にも姉妹店(台北南京復興店、台北長安復興店)がございます。

(取材/ワイズコンサルティング・大坪豊)

永林
住所:台南市北区東豊路441号
電話番号:06−209−3462
営業時間:10:00〜24:00
定休日:毎週月曜日
駐車場:なし(店の前に有料の路上駐車場あり)

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