《新型肺炎》「COVID-19(武漢肺炎)」対応手引き:社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)注意事項


労務顧問 人事労務 作成日:2020年4月6日

労働関係法規 新型肺炎

《新型肺炎》「COVID-19(武漢肺炎)」対応手引き:社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)注意事項

記事番号:T00089212

2020年4月1日制定

2020年4月10日改訂 

 

一、前書き

COVID-19(武漢肺炎)の流行は全世界へ広がっている。我が国における現段階の疫病状況は、相対的に落ち着いており安全である。現在我が国は国外からの輸入症例数は本土での症例を大きく上回っている。国外留学・海外移住により各国の疫病状況が複雑に入り交じっている。一時学業や仕事を取りやめ帰国するケースのピークは過ぎており、毎日の国外からの入境者数も落ち着いてきているが、この帰国の波の中で、無診察或いは無症状で感染しているケースが潜んでいる可能性があり、国内における防疫安全の脅威となっている。

市中感染リスク上昇の回避、まだ見つかっていない感染源による潜在感染により国内における防疫安全の脅威となる事を防止するため、「社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)注意事項」を制定し、段階別に一般民衆社会における社会交流マナーの維持、或いは強制的に社会的距離の維持を奨励する事を急務として、民衆の合理的な権益を考慮し、国内の防疫安全に気を配るため、本注意事項を制定する事で、一般市民が遵守するものとする。

 

二、社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)ルール(推奨勧告)

展覧会、スポーツ競技の試合、コンサート等の近距離接触のある社会交流活動への出席を避け、もし参加する必要がある場合は強制的に全日程でマスク着用を行う。防疫期間において、政府機関或いは民間業者が不必要なイベントをしばらく見合わせなければならない。本段階で遵守すべき事項は以下の通り。

 

(一)一般ルール

無風下では、室内で1.5メートル、室外では1メートルの距離を保たなければならない。(空気の乱れが大きくなるほど、飛沫距離も遠くなるため、自身で社会的距離を更に遠く維持すべきである。以下状況の場合も同様とする。)ただし、もし双方が正しくマスクを着用している場合は、社会的距離は免除として良い。

人が混み合う、密閉の場所ではマスクを着用しなければならない。「総量管制」、「時間別に分散」及び「一方通行誘導」等の方法で、社会的距離を保ち、人の流れの交錯回避を推奨する。

 

不特定多数の民衆と接触する業務人員は、全行程でマスクを着用する必要がある。民衆が開放式のカウンターで対面する必要がある際は、改装を行う或いは暫定的に透明の仕切り板を設置し、分離する事を推奨する。出入口で入室する民衆に対し強制的に両手にアルコール消毒を行う。並びに体温測定を行い、発熱や上気道炎しょ浮上がある場合は、入室禁止にする。

会議を行う際は、食事を行う事はできず、且つ飲み物は必ず蓋があるものとする。

 

(二)特殊ルール

1、レストラン

業務上或いは全ての出席者が把握できない親睦会形式の食事会は避ける。

友人或いは家族との食事の際は、食卓上で食事をする際は会話を避け、食べ終わった後に会話をする際は、先にマスクを着用する。

入口では入店する客に対し、強制的に両手にアルコール消毒を行う。並びに体温測定を行い、発熱や上気道炎症状がある客は、入店禁止にする。

同じテーブルの客は、極力1.5メートルの社会的距離を保つか仕切り板で分離しなければならない。業者はテーブルとテーブルの間の距離を極力1.5メートル以上離さなければならない。基準を満たし、定時で確実にテーブルやメニューの消毒を行っている業者は、顧客の信頼を得るために、入口でその旨を公開告知する事ができる。地方政府は、業者の行いを推奨する為に、必要な際は認証協力を行う事ができる。

業務人員は全行程でマスク着用を行い、随時正しい方法で手を洗い、手部を清潔にしなければならない。

バイキング形態のレストランでは、適切な分離方法で、食物が顧客の飛沫で汚染される事を回避しなければならない。

顧客が手に何も持たずに操作できるパネルでの注文、サインの会計システムは、防疫期間においては暫定的に使用を中止を推奨、或いは客毎に消毒が必要である。客は極力自身でペンを用意してサインをしなければならない。
 

2、校内或いは事務所及び会議室

特定の人員が授業(例えば幼稚園から高等学校)を行う際は、風通しが良好である事に注意し、可能な限り社会的距離を保ち、融通を利かせマスクを着用する必要がある。

空間が十分にある場合、例えば席を空けて座るような形式で充分な社会的距離を維持する、或いは仕切り板や衝立(つい立)で分離する。正しくマスクを着用している場合は、社会的距離は免除として良い。

発熱或いは上気道炎症状がある者は、家で休息を取らなければならない。

食事の際は充分に社会的距離を保つ、或いは仕切り板や衝立で分離を行う必要がある。社会的距離を維持できない際は、時間別に分けて食事を採り、充分な社会的距離を維持する。
 

3、公共交通機関(タクシーを含む)

可能な限り室内1.5メートル、室外は1メートルの社会的距離を維持する。正しくマスクを着用している場合は、社会的距離は免除として良い。

公共交通機関(タクシーを含む)を利用する乗客及び不特定の対象者と接触する公共交通輸送業者は、強制的に全行程でマスクを着用しなければならない。乗客人数が比較的少ない際は、公共バス・長距離バス業者は、ドライバー後方の座席を着席禁止とし、前方ドアからの乗降車を安定的に行わない事ができる。

体温測定設備がある公共交通機関は、発熱者の乗せて運行する事を禁止する。

高齢、慢性の病歴を有している者、病院へ入退院する者、上気道炎の自覚症状がある民衆、或いはマスク着用が適さない乳幼児は、混雑時間帯を自主的に避ける事を推奨する。止むを得ず公共交通機関の利用が必要で、且つマスク着用が適さない乳幼児がいる場合、カバー付きのベビーカー或いはベビーバスケットに飛沫防護シートを有していなければならない。

もし社会的距離を維持できない場合は、公共交通機関内での食事を禁止する。
 

4、売り場或いはその他営業場所

可能な限り室内1.5メートル、室外は1メートルの社会的距離を維持する。

正しくマスクを着用している場合は、社会的距離は免除として良い。

業務人員は全行程でマスク着用をしなければならない。人数が比較的多い売り場や営業場所では、顧客のマスク着用を強制しなければならない。

入口では入店客に対し、強制的に両手にアルコール消毒を行わなければならない。並びに体温測定を行い、発熱者は入店を禁止し、上気道炎症状がある場合は、マスク着用後に立入りを許可すると要求する。

会計時は、床に目印を付けたりその他方法により十分な社会的距離を保持しなければならない。もし社会的距離を維持できない場合は、入場の「総量管制」を行わなければならない。

もし社会的距離を維持できない場合は、売り場或いはその他営業場所での食事を禁止する。
 

5、行列に並ぶ場合

可能な限り室内1.5メートル、室外は1メートルの社会的距離を維持する。

正しくマスクを着用している場合は、社会的距離は免除として良いが、空間に余裕がある場合は、充分な社会的距離を維持しなければならない。
 

6、特殊機関(例:長期介護機関、監獄等)

可能な限り室内1.5メートル、室外は1メートルの社会的距離を維持する。

業務人員及び住民、収容者は全て全日程でマスクを着用しなければならない。ただし自身のベッドで休憩且つ他人と社会的距離を維持できる際は、マスクを着用しなくても良い。

業務人員に発熱がある際は、直ちに医師の診察を受けなければならず、出勤はできない。住民が発熱した際は、直ちに医師の診察を受けなければならない。

業務人員が上気道炎症状がある際は、暫定的に住民との接触を止め、住民に上気道炎症状がある際は全日程でマスク着用を行い、他人と社会的距離を維持、或いは他の独立した空間に移動しなければならない。

食事の際に、社会的距離を維持できない、或いは仕切り板で分離できない場合は、時間別に分けて食事を摂り、充分な社会的距離を維持する。

精神障害機関、監獄、孤児院等の機関において、施設内住民の社会的距離を保つことが比較的難しい場合は、各機関で適切な感染コントロール措置を実施する事ができる。

 

7、 宗教活動場所及びイベント

施設内の入室には強制的にマスク着用、体温測定し、発熱がある民衆や業務人員は入室を禁止とする。

室内では1.5メートル、室外は1メートルの社会的距離を維持する。適切な社会的距離を維持できない場合は、出入口にて下記措置を行わなければならない。

(1)総量管制:廟のような不特定多数の信仰者が出入りする場所に適用する。持続的に社会的距離を保つ事が難しい際は、入場人数のカウントを行わなければならず、一定数を超えた場合は、拝殿前や外の広場で参詣場所を手配する。

(2)時間別の分散:教会の礼拝のように、特定の信者が出入りする場合に適用する。持続的に社会的距離を保つ事が難しい際は、時間別に分散して礼拝を行う。もし固定の位置があると尚良い。

巡業行進等の屋外宗教イベントは、極力開催を取りやめなければならない。並びに、中央流行疫情指揮センターの神通制限を遵守しなければならず、社会的距離を保つ他、検温の実施、マスク着用及び正しい方法で手洗いを行い、接触感染を防止しなければならない。もし、持続的に社会的距離を保つ事が難しい場合は、食事を摂ってはならない。

 

8、非営利事業場所(展示会場、遊園地等)

室内では1.5メートル、室外は1メートルの社会的距離を維持する。

業務人員は強制的にマスク着用とし、持続的に社会的距離を保てない場合は、民衆のマスク着用を強制的に行わなければならない。

出入口では強制的に顧客に対し両手のアルコール消毒を行う。並びに、体温測定を行い、発熱或いは上気道炎症状がある顧客は進入禁止とする。

人で混み合う、或いは社会的距離を維持できない際は、「総量管制」を行わなければならない。
 

9、 夜市及び伝統市場

夜市及び伝統市場での管理委員会或いは地方政府は極力適切な社会的距離を設ける責務を負わなければならない。

室内では1.5メートル、室外は1メートルの社会的距離を維持する。

屋台で商売を行う者及び民衆はマスク着用をしなければならず、明確な出入り口及び管理人員がいる場合は、強制的に屋台の業務及び民衆にマスクを着用させなければならず、出入口で体温測定を行い、発熱がある者は進入禁止とする。

人で混み合う、或いは社会的距離を維持できない際は、「総量管制」・「座席の削減」「仕切り板の使用」等の方法を実施し、人の流れの交錯回避を行わなければならない。

屋台の即席で食べられる食物は、屋台スタッフ或いは民衆双方の飛沫が飛ぶ事を防止し、食べ歩きは避けなければならない。
 

10、その他特定場所

防疫期間中に民衆は生活・生命維持とは関係の無い娯楽等の性質である場所、例えばダンスホール・夜店・バー・ナイトクラブ・カラオケボックス及び遊技場等のように、特に比較的高確率で近距離の接触がある場所への立入りを避けなければならない。もし1.5メートルの社会的距離を維持できない場所である場合、所有者は営業を停止しなければならない。

もし中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)が別途営業停止すべき場所を公布した場合、優先的に公布された当該業種の営業停止規定を適用する。

業者は人と人との距離を1.5メートル以上になるよう調整し、その他適切な防疫措置を行わなければならない。

入口では入店客に対し、強制的に両手にアルコール消毒を行わなければならない。並びに体温測定を行い、発熱や上気道炎症状がある場合は立入りを禁止する。

 

第二段階(強制処分)は実施段階には至っておらず、当該段階では医療、公務執行、生活維持等の必要性がある活動を除き、特に娯楽活動については、一律で実施を禁止する。必要性のある活動についても、必ず室内で1.5メートル、室外は1メートルの社会的距離を維持する。両者間で正確にマスク着用を行なっている場合でも、最低1メートルの社会的距離を維持しなければならない。
 

三、簡易式の距離測定方法

一般市民が定規を携帯し身に付けるのは不可能であるので、民衆は自身で社会的距離を維持、或いは業務人員がアドバイス、ルールを実施する際、下記方法に基づき簡易で相対距離を測定できる。

(一)1メートル:成人の片腕を広げて、指先からもう片方の肩までが、他の人と接触しない状況下であれば、約1メートルの距離となっている。

(二)1.5メートル:成人の両腕を広げて、両側の指先が他の人と接触しない状況下であれば、約1.5メートルの距離となっている。
 

四、一般民衆社会のマナー規則

(一)エレベーター内或いはその他社会的距離が狭い、密閉された空間である場所では、マスクの着用有無に関わらず、会話を避けなければならない。

(二)食卓で食事を摂る際は会話を避けなければならず、食べ終わった後に会話をする際は、マスクを先に着用する。

(三)充分な空間がある状況下では、マスク着用の有無に関わらず、1.5~2メートルの社会的距離を維持しなければならない。

(四)握手の代わりに拱手(両手を胸の所で合わせる)を行い、且つお互いが接触しないという原則を遵守し、接触による感染機会を低減する。

(五)咳をする際の飛沫における飛散距離は、マスク着用により飛沫飛散を防ぐ事ができる。マスク着用が間に合わずくしゃみや咳をする際は、衣服の袖やティッシュで口鼻をおさえなければならない。手の平で口をおさえ、飛沫が両手に付着し、汚染された後に触れたドアノブや閂(かんぬき)、手摺り、プッシュボタン、接触式のパネル等、公衆で容易に触る事のできる物は、接触する事でウィルス拡散となり、誤った行為に該当するため、極力避けなければならない。

(六)くしゃみや咳等の上気道炎の自覚症状がある際は、極力家で休息を取り、止むを得ず外出する際はマスク着用をしなければならず、且つ人で混み合う公共の場所へ進入してはならない。

(七)外出時、民衆は人で混み合う公共の場所に立ち入る事を自身で避けなければならない。

 

 

※この内容はあくまでも日本語の参考資料であり、正確な解釈は原文の中国語版により解釈適用される。

 

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