ニュース 政治 作成日:2023年9月11日_記事番号:T00111057
台湾有事国防部は11日、台湾周辺の空域で、10日午前6時~11日午前5時に、中国軍機が26機活動し、うち11機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる中間線やその延長線を越えたり、台湾の南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。中間線越えは12日ぶり。
10日の中国軍機の飛行経路(国防部リリースより)
国防部は11日、台湾周辺の海域で、中国艦艇は13隻の活動を確認した。戦闘機「殲16」は中間線を越えた後、南へ飛行してから北に引き返した。9日に米国とカナダの軍艦が台湾海峡を通過したことへの反発とみられる。
また国防部は追加で、11日午前5時40分以降、戦闘機の殲16、蘇愷30、空警500や偵察型ドローン(無人航空機)など計13機を確認し、うち11機が中間線を越えたり台湾の南西の防空識別圏に侵入したのを確認したと発表した。中国海軍の空母「山東」が鵝鑾鼻(屏東県恒春鎮)から南東へ60カイリ(約111キロメートル)の海域を東の方向に航行し、訓練のため西太平洋に入ったとも発表した。
国防部は8日と9日、中国軍機は▽8日、延べ6機、▽9日、8機──、中国艦艇は▽8日、5隻、▽9日、8隻──の活動を確認した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、23年9月10日までで、台湾周辺の空海域で活動した中国軍機は6000機以上で、中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2241機だった。
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