ニュース 政治 作成日:2023年11月8日_記事番号:T00112106
台湾有事8日付中国時報によると、国防部は現在、台湾全土6カ所で地上発射型対艦ミサイル「ハープーン」の発射基地建設を計画しており、そのうちの1カ所が雲林県虎尾鎮となるとの情報がある。これを受けて張麗善・雲林県長は、ハープーンの射程距離は約110キロメートルだが、虎尾鎮は海岸から30キロ以上離れており、基地建設に適さないなどと指摘し、厳正に抗議すると表明した。8日付中国時報が報じた。
雲林県議会の黄凱・議長(無所属)は7日の議会で、台湾海軍が10月4日に高雄市の高雄福華大飯店(ハワードプラザホテル高雄)で行ったハープーン基地建設に向けた誘致説明会の資料を示し、その中に虎尾鎮が重要基地の一つと記されていた。
李明哲・県議会議員(国民党)らは、雲林県が軍事拠点となれば、戦争が勃発した場合、真っ先に攻撃を受けると指摘した。県内の台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(麦寮郷、通称六軽)が爆発すれば、周囲10キロメートル範囲の住民に被害が及ぶと懸念を示した。
このほか、▽台南市官田区新中、▽高雄市左営区の軍港、▽屏東縣車城郷埔墘村、▽屏東県の東海岸、▽台東県卑南郷太平──が記されていた。
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