ニュース 政治 作成日:2023年12月26日_記事番号:T00112973
台湾有事国防部は26日、中国の偵察用気球1機が25日午後10時30分から26日午前0時27分まで、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる中間線を越え、基隆市の北西66カイリ(約122キロメートル)の空域を高度2万6000フィート(約7.9キロメートル)で東へ飛行したのを確認したと発表した。中国の偵察用気球を確認したのは12月に入って6回目(7機目)だ。
25日の中国軍機と偵察用気球の飛行経路(国防部リリースより)
国防部は26日、25日午前6時~26日午前6時に、台湾周辺の空海域で、中国軍機延べ8機、艦艇5隻が活動し、うち軍機3機が台湾の南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したのを確認したと発表した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で活動した中国軍機は7400機以上で、中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2769機となった。
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