ニュース 政治 作成日:2024年1月12日_記事番号:T00113231
台湾有事国防部は12日、11日に中国の気球5機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる中間線を越えたと発表した。うち1機が台湾南部の上空を通過した。1月1日以降、11日連続で計29機を確認した。
11日の中国軍機と気球の飛行経路(国防部リリースより)
気球5機は11日午前4時から午後4時22分の間に、▽屏東県の北西130カイリ(約240キロメートル)、北西133カイリ、北西143カイリ、▽基隆市の北西90カイリ、77カイリ──を、それぞれ▽高度1万8000フィート(約5.5キロメートル)、▽2万6000フィート、▽1万9000フィート、▽2万3000フィート、▽1万9000フィート──で飛行し、午前8時59分から午後8時20分の間に姿が見えなくなった。
軍機2機、中間線越え
国防部は12日、11日午前6時~12日午前6時に、台湾周辺の空海域で、中国軍機延べ10機、艦艇6隻が活動し、うち軍機2機が中間線を越えたり、北部と南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したのを確認したと発表した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。確認した中国軍機は累計7600機以上で、中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2801機となった。
衛星2基、台湾に影響なし
国防部は11日、中国が同日午前11時50分と午後1時30分に甘肅省の酒泉衛星発射センターから衛星を載せたロケット計2機を発射したと発表した。飛行経路はインド洋方面、東シナ海および西太平洋方面で、高度は大気圏外のため台湾への影響はないと説明した。
衛星は同日、順調に予定軌道に入った。
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