ニュース 政治 作成日：2024年1月11日_記事番号：T00113207
台湾有事国防部は11日、10日に中国の気球3機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる中間線を越えたと発表した。うち1機が台湾北部の上空を通過した。10日連続で計24機を確認した。
10日の中国軍機と気球の飛行経路（国防部リリースより）
国防部は、気球3機は10日午前6時53分と午後2時20分に、基隆市の西84カイリ（約155.6キロメートル）、北西74カイリ、65カイリを高度2万3000フィート（約7キロメートル）、2万5000フィートで東へ飛行し、午前8時15分、午前8時50分、午後3時49分に姿が見えなくなった。
国防部は11日、10日午前6時～11日午前6時に、台湾周辺の空海域で、中国軍機延べ15機、艦艇4隻が活動し、うち軍機2機が台湾の南西の防空識別圏（ADIZ）に侵入したのを確認したと発表した。
ペロシ米下院議長（当時）が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。確認した中国軍機は累計7600機以上で、中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2799機となった。
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