ニュース 政治 作成日:2024年1月16日_記事番号:T00113297
台湾有事国防部は16日、16日午前6時までに、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ15機、中国艦艇を3隻確認し、うち軍機2機が、台湾の南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。また、中国の気球1機が15日午後2時20分に、台湾海峡の中間線を越え、屏東県屏東市の北西125カイリ(約231.5キロメートル)を、高度2万1000フィート(約6.4キロメートル)で東へ飛行し、午後3時9分に姿が見えなくなったと発表した。気球は1月1日以降、15日連続で計34機を確認した。
15日の中国軍機と気球の飛行経路(国防部リリースより)
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。確認した中国軍機は累計7600機以上で、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2805機となった。
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