ニュース 政治 作成日:2024年1月29日_記事番号:T00113521
台湾有事国防部は、26日午後4時過ぎ、中国軍の戦闘機「蘇愷30(スホイ30)」など延べ23機が台湾周辺の空海域で活動し、うち軍機13機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、台湾の北部と南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。
国防部が26~28日、台湾周辺の空海域で確認した中国軍機は▽26日、延べ33機、▽27日、9機、▽28日、7機──、中国艦艇は▽26日、6隻、▽27日、6隻、▽28日、6隻──だった。台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、北部や中部、南西の防空識別圏に侵入した軍機は、26日は13機、27日は2機、28日は1機だった。
中国の気球は、26日に2機、28日に1機が台湾海峡の中間線を越えて飛行した。うち28日は台湾中部の上空を飛行した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。確認した中国軍機は累計7800機以上で、中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2844機となった。
気球は1月1日以降、16~19日、27日以外に連日、確認しており、累計55機となった。
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