ニュース 政治 作成日:2024年3月28日_記事番号:T00114503
台湾有事国防部は27日、同日午前11時30分以降、中国軍の戦闘機「殲16(J16)」や軍用輸送機「運8(Y8)」、無人機(ドローン)など計15機が台湾周辺の空海域で活動し、うち11機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、台湾の北部、中部、南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入し、中国の艦艇と合同でパトロール(哨戒、共同戦闘準備哨戒)を行ったと発表した。
27日(28日午前6時までの24時間)の中国軍機の飛行経路(国防部リリースより)
国防部は28日、28日午前6時までの24時間では、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ20機、中国艦艇8隻を確認し、うち軍機14機が台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、北部や南西、南東の防空識別圏に侵入したのを確認したと発表した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。28日午前6時までに確認した中国軍機は累計8400機以上で、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計3082機となった。
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