ニュース 政治 作成日:2024年5月20日_記事番号:T00115390
台湾有事国防部は20日、19日(20日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機延べ6機を確認し、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、北部や南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。中国艦艇は7隻を確認した。
19日の中国軍機の飛行経路。最も近いところで、基隆市から43カイリ(約80キロメートル)の距離まで接近した(国防部リリースより)
国防部は20日午前、頼清徳氏の総統就任式典の間も通常体制で任務に当たると発表した。
17日(18日午前6時までの24時間)に台湾周辺の空海域で確認した中国軍機は延べ18機、中国艦艇は4隻で、うち軍機12機が台湾海峡の中間線を越え、北部や南西の防空識別圏に侵入した。18日(19日午前6時までの24時間)は、台湾周辺の空海域で、中国軍機を延べ7機、中国艦艇を7隻確認した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計1467機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計595機となった。
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