ニュース 政治 作成日：2024年8月5日_記事番号：T00116807
台湾有事国防部は4日、3日（4日午前6時までの24時間）は台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ36機、中国艦艇を12隻確認し、うち軍機31機が、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、北部、中部、南西、南東の防空識別圏（ADIZ）に侵入したと発表した。3日午後4時過ぎから戦闘機「殲16（J16）」や無人機（ドローン）など28機が活動し、うち27機が中間線とその延長線を越え、台湾の北部、中部、南西、南東の防空識別圏に侵入し、艦艇と合同パトロール（哨戒、共同戦闘準備哨戒）を行った。ドローン2機が台湾周辺を一周した。
3日の中国軍機の飛行経路。ドローン2機が台湾周辺を一周した（国防部リリースより）
2日（3日午前6時までの24時間）は、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ18機、中国艦艇を13隻確認し、うち軍機11機が台湾海峡の中間線を越え、南西と東部の防空識別圏に侵入したと発表した。
4日（5日午前6時までの24時間）は、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ9機、中国艦艇を9隻確認し、うち軍機6機が台湾海峡の中間線を越え、東部の防空識別圏に侵入したと発表した。
ペロシ米下院議長（当時）が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計2816機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計1565機となった。
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