ニュース 政治 作成日:2024年10月24日_記事番号:T00118254
台湾有事顧立雄・国防部長は23日、立法院(国会に相当)外交および国防委員会で、中国のグレーゾーン攻撃や台湾封鎖戦略への対策についての報告を行った際、他国の港湾や空港、沿岸におけるあらゆる国の軍機や軍艦の出入りを制限する行為は、国際連合(国連)総会第3314号決議により侵略とみなされ、戦争行為に該当すると指摘した。中国が実際に台湾封鎖に踏み切った場合、台湾軍はこれに対応する緊急作戦を実施すると表明し、既に対策を用意していると述べた。24日付聯合報などが報じた。
顧・国防部長は23日、台湾海峡を通る海上輸送の取引額は2兆4500億米ドルで、世界の5分の1を占めると説明した(23日=中央社)
中国は14日に台湾周辺で実施した合同軍事演習「聯合利剣-2024B」について、台湾を封鎖し、コントロールすることが目標と説明した。顧・国防部長は、航行禁止エリアの設定もなく、訓練としての性質が強いグレーゾーン攻撃の一環だったと分析した。
なお中国が実際に台湾を封鎖した場合、米軍の支援を期待するかとの問いに対し顧・国防部長は、仮定の状況については答えられないとしつつ、各国・地域から台湾への出入りが禁止されれば、世界経済に深刻な影響が及ぶため、国際社会が黙って見ていることはあり得ないと述べた。
一方、経済部国営事業管理司の胡文中・司長は同日、立法院で報告を行った。今後、現在の8日分と規定されている天然ガスの備蓄量は今後、現在計画中の液化天然ガス(LNG)受け入れ基地3カ所が完成すれば、14日分に増やすことが可能と述べた。
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