ニュース 政治 作成日:2025年3月14日_記事番号:T00120600
台湾有事海洋委員会(海委会)海巡署(海上保安庁に相当)は13日、中国福建省に近い離島、金門県の東碇島から北西へ2.6カイリ(約4.8キロメートル)の海域で12日午後1時すぎ、中国の科学研究船「延平2号」が制限水域(台湾側が中国船の航行を制限している海域)内に入ったのがレーダーで確認されたと発表した。海巡署は研究の名目に隠れ、同海域の軍事的な情報を収集する戦略的意図が疑われると判断し、直ちに巡視艇2隻を現場に派遣し、午後3時52分に中国船を制限水域外に退去させた。14日付自由時報が報じた。
12日、金門の制限水域に入った中国の科学研究船「延平2号」は観測機器を投下していた(13日=中央社)
海巡署によると、延平2号は当時、海中に観測機器を投下しており、海底の地質や地形、海流などの状況について探査を行っていたとみられる。現場に派遣された巡視艇が、直ちに機器を回収するよう命じると、延平2号側はこれに応じた。
海巡署の発表によると、13日午後3時前にも金門の南の海域で、中国海警局(CCG、海上保安庁に相当)の船舶(海警船)4隻が制限水域に入ったのが確認された。海巡署は巡視艇4隻を派遣し、5時ごろ、同水域から海警船を退去させた。
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