ニュース 政治 作成日:2025年3月18日_記事番号:T00120631
台湾有事台湾の国防部は17日、中国軍が台湾周辺の空海域で、軍機と艦艇の陸海合同パトロール(共同戦闘準備哨戒、JCRP)を同日に2回行ったと発表した。1日2回は異例だ。台湾軍が17日から、中国軍が演習を装い、台湾侵攻に突然転じる場合に備えた即時対応演習を開始したタイミングだった。18日付自由時報などが報じた。
台湾軍は18日、淡水河で、2日目の即時対応演習を行った(18日=中央社)
国防部の発表によると、午前6時40分から中国軍機やドローン延べ26機が出動し、うち20機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、艦艇と合同パトロールを行った。続いて午後2時半から、中国軍機28機が出動し、うち22機が中間線を越え、艦艇と合同パトロールを行った。
17日の中国軍機と気球の飛行経路。破線は24カイリ(接続水域)、実線は12カイリ(領海に相当)の海域を示す(国防部リリースより)
国防部の発表によると、中国軍の合同パトロールは今年10回目。1月に4回、2月に5回実施された。
中国の外交部の毛寧・報道官は17日の記者会見で、米国が2月に国務省の公式サイトから「台湾独立(台独)を支持しない」との文言を削除したことを挙げ、外部勢力が台湾独立(台独)勢力を容認することへの厳正なる警告だと述べた。
台湾の外交部は17日、中国の軍事行動は台湾海峡の平和と安定を破壊する行為で、これによって、米台関係を貶めようとしていると強く批判した。
■演習装う侵攻に警戒
台湾軍は17日から5日間にわたり、即時対応演習を実施している。
今回の演習では、迅速な補給線の確保を重視するほか、大規模軍事演習「漢光演習」の内容を盛り込み、台北市、新北市などから台湾海峡に注ぎ込む河川の淡水河を封鎖し、首都圏を防衛する。
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