ニュース 政治 作成日:2025年7月21日_記事番号:T00122999
台湾有事今月9日に始まった台湾軍の定例軍事演習「漢光」の実動訓練が18日、過去最長となる10日間の日程を終えた。19日付自由時報が報じた。
18日に実施した城鎮靱性演習で、澎湖県では、消防局が消火ロボットで台湾電力(台電、TPC)の施設を消火する訓練を行った(18日=中央社)
顧立雄・国防部長は同日のビデオ会議で、長期間の厳しい訓練で強固な意志と高い士気を示したと兵士を称えた。新型の武器や装備、組織力の強化で、重厚な防御体系を構築し、台湾軍の防衛に対する決意を外部に示したと強調した。
その上で、真の抑止力は新型の武器や装備そのものではなく、軍の改革と団結、敵に打ち勝つという決意だと指摘した。台湾軍は軍事力の増強を追求するのではなく、台湾侵略という誤った政策は必ず代価を支払うことになり、かつ目的は達成できないと敵にはっきり知らしめる必要があると語った。
18日には、漢光演習に合わせて各県市が実施する民間の防空・防災演習「城鎮靱性(都市レジリエンス)演習」が東部と離島(花蓮県、台東県、金門県、連江県、澎湖県)で実施された。
花蓮県では同日午前、空襲警報が鳴り響いた後、道路の車両が走行を停止した。県内最大の百貨店、遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストア)花蓮店では、店内にいた大勢の客と店員が頭を両手で抱えた姿勢で地下に避難した。国営台湾鉄路(台鉄)吉安駅(花蓮県吉安郷)では空襲で火災が発生したという想定で、消火活動や負傷者の救助に関する訓練が行われた。
漢光演習の期間中の13〜16日、4日連続で、澎湖県の海軍定海基地で、ドローン(無人機)が上空を旋回していた。海軍は警察に通報したが、不審者は見当たらなかった。
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