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第47回 新華土鶏城(台湾岡崎工業 山崎平二総経理)


ニュース 商業・サービス 作成日:2014年8月13日_記事番号:T00052083

総経理のちょっといい店

第47回 新華土鶏城(台湾岡崎工業 山崎平二総経理)

 皆さま、こんにちは。高雄地区の営業担当の大坪です。高雄では先日痛ましい連続爆発事故が起きましたが、いかがお過ごしでしょうか。最近は明るい話題が少ないですが、元気を取り戻していただきたく、おいしい三杯鶏(鶏肉の甘辛煮)で有名な地鶏専門店、「新華土鶏城」をご紹介します。


山崎総経理(左)と林氏(右)

 ご紹介者は台湾岡崎工業の山崎平二総経理です。同社は神戸市に本社を置き、高雄では工業用の温度センサーを生産、販売しています。

接待にも社内食事会にも

 オーナーの林学承氏は以前、澄清湖近くの高雄園山大飯店(グランドホテル高雄)前にある地鶏専門店「大華土鶏城」の、有名な専属調理師でしたが、昨年4月に独立して「新華土鶏城」をオープンしました。

 山崎総経理が同店に通い始めたのは、台湾岡崎工業の吳政道副総経理の父親が昔、「大華土鶏城」に野菜を卸していた関係で、呉副総経理から「おいしい地鶏の店がある」と紹介されたことがきっかけです。

 今や1カ月に1度は必ず同店に足を運んでいるそうで、「接待でも社員との食事会でも利用しますよ」とのこと。「新華土鶏城」のアルバイトが岡崎工業の正社員になったケースもあるそうです。いろんなところに縁があるものですね。

サクサクのプリプリ

 お薦め料理はもちろん三杯鶏(600台湾元・ハーフ350元)。熱々の鍋に入った香ばしい鶏と香辛料のにおいが食欲をそそります。


三杯鶏。もともと江西料理ですが、台湾で黒ごまやバジルが使われ、現在の形になったそうです

 これまでで数多くの店で三杯鶏を食べてきましたが、全く別物です。皮は香ばしく「サクサク」、身は黄金色で柔らかく「プリプリ」でとてもジューシー。食べやすい大きさにカットされています。たれはしょうゆ、酒、唐辛子、ショウガ。台湾バジル(九層塔)がからまり、酒のつまみやご飯のおかずに最高です。

海鮮や麺類も絶品

 海鮮類のメニューも充実しています。烤軟烏賊(焼きイカ、300元)は、ほどよい焼き加減に塩とコショウのシンプルな味付け。イカはかめば簡単にほぐれる柔らかさです。


よく見掛ける濃いたれの焼きイカと違い、あっさりしています

 胡椒泰蝦(コショウエビ)は、大きなエビをたっぷりのコショウ、塩、酒などの薬味で黄金色になるまでカリカリに炒めたもの。まずエビのみそを、次にプリプリの身をかじります。コショウ山盛りに見えますが、それほど辛くありません。


手がベトベトになるのが難点ですが、あまりのおいしさに気になりません

 締めの一品は、蒜頭麺線(ニンニク風味の麺、60元)をどうぞ。そうめんのような細い麺にニンニクだけのシンプルな味付けですが、もう最高においしいです。

 
ペロッと食べられるほどよい量です

鮮度が命

 同店のこだわりは「鮮度」。必ずその日のうちに処理された新鮮な台湾の地鶏を近くの加工場からその日使う分だけ仕入れるそうです。

 オーナーの林氏はおとなしい性格ですが、山崎総経理に店を紹介した吳副総経理の父上と、品質や鮮度をめぐり言い争いになり、かえって仲を深めたという人物。そう聞くと、安心して食べられますね。

 店舗は80人収容ですが、週末はぜひ予約を。それほど目立つ外観ではないので、先に場所をよく確認した方が迷わずに済みます。最近の夕方のラッシュ時は爆発事故の影響で相当渋滞していますので、時間に余裕を持ってお出掛けください。

(取材/ワイズコンサルティング・大坪豊)

新華土鶏城

住所:高雄市鳳山区文楽街20号
電話番号:07−780−8530
営業時間:
平日 16:00~翌1:00  
土日 11:00~14:00、16:00~翌1:00
定休日:月曜
駐車場:15台

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