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第61回 帕莎蒂娜法式餐庁(台湾岡崎工業 高本昌和特助)


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年11月17日_記事番号:T00060429

総経理のちょっといい店

第61回 帕莎蒂娜法式餐庁(台湾岡崎工業 高本昌和特助)

  今年も早いもので、そろそろ年末の会社の宴会、家族や友達とのクリスマス会などの計画を練る時期になりました。

 今回ご紹介するのは、第59回でご紹介した「Pasadenaパサデナ」グループの許正吉オーナーご自慢のフランス料理店第1号店、帕莎蒂娜(パサデナ)法式餐庁です。ご紹介者は、台湾岡崎工業の高本昌和特助です。台湾岡崎は、自動車や食品、薬品、繊維から鉄鋼、電力、ロケットに至るまで、幅広い分野で使用されている温度センサー用のケーブルを生産しています。


高本特助(左)と許オーナー(右)。お店の前で

 高本特助は、学生時代に父親の客先から紹介されて帕莎蒂娜法式餐庁に行って以来、1号店のフランス料理店には時々お世話になっているそうで、最近は、リーズナブルな価格でパスタや軽食が食べられる「帕莎蒂娜烘焙房(パサデナ・ベーカリー)」文化店(高雄市苓雅区)をよく利用しているそうです。パサザナは高雄在住者で知らない人はいないというくらい知名度が高い飲食チェーンですね。

 許オーナーは、帕莎蒂娜法式餐庁をオープンするに当たり、既にセンスのある店が多く競争が激しい台北ではなく、ご自身の出身地である高雄で芸術品とレストランをコラボレーションさせた店舗を設けることにこだわりました。店の内装は有名店を見て回って参考にしたそうで、凝った作りになっており、何気なく飾ってある絵からもストーリーが感じられます。「おもてなし」などの、細やかなサービスが行き届いたお店を演出することを心掛けました。


上品な内装と調度品で食が進みます

フランスからコックが3人も

 食材は、日本、フランスなどから一流のものを買い付けています。一流かつ新鮮なものは、手を加えなくてもその食材が持つ良さを味わえるからです。

 また、同店はフランスからコックを3人も連れて来たそうです。一流の内装に新鮮な食材、本場の熟練コック、それはおいしいに決まっています。

 許オーナーは人材教育にも力を入れており、真面目で優秀なコックには、勤続年数に関係なく3カ月〜半年間の海外修行に行かせているそうです。海外で食文化を学ぶことで自信につながり、高雄に帰ってきたときには皆さん見違えるほど成長しているとのことです。また、実力のある従業員には新店舗を任せることもあり、やる気のある若い人にチャレンジする機会を与えているそうです。

 ちなみに、フランスで開催された世界一のパン職人を決定する「マスター・ド・ラ・ブーランジュリー(LES MASTERS DE LA BOULANGERIE)」で優勝し一躍になった、呉宝春氏もかつてパサデナ・ベーカリーで働いていたそうです。

おいしさに口数も減る

 肝心のお料理ですが、価格はメイン料理によって変わります。お薦めはオーストラリア産ビーフのトリュフフォアグラソース(2,900台湾元)です。見た目、香り、味、食器、サービス、音楽の全てが一体化して、ゆっくりと食事を味わいたくなります。頂くと、いつしか口数も少なくなっていました。


芸術品のように美しく、目と舌で楽しませてくれます

 アラカルトからデザートまでの7品はまさに「芸術品」です。その中でも印象的な1品は法式鶏清湯佐干貝(フォワグラのチキンワンタンスープ)です。身体が芯から温まり、幸せな気分になれるスープですよ。お口直しの芒果雪霜(マンゴーシャーベット)も素材の良さを生かした味わいです。ぜひお試し下さい。


フォアグラのチキンワンタンスープ。目の前で注いでくれます

 お店は約120坪で80人収容できます。コックは約15人、ホールは12人で2交代制です。

 ディナーは1,800元から、ランチは980元からで、季節によりメニューは変わります。お席には余裕がございますが、ご予約されることをお勧めします。

(取材/ワイズコンサルティング・大坪豊)

帕莎蒂娜法式餐庁
住所:高雄市三民区河堤路298号
電話番号:07-341-1256
営業時間:ランチ 11:30~14:30
ティー 14:30~17:00
ディナー 18:00~22:30
定休日:なし
駐車場:あり(地下駐車場と店の前の有料路上駐車)
ホームページ:http://fr.pasadena.com.tw

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