第64回 和食道(英特科学 三雲勝文総経理)


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年5月24日

総経理のちょっといい店

第64回 和食道(英特科学 三雲勝文総経理)

記事番号:T00064319

 こちら高雄では変わりやすく、うっとうしい天気が続いていますが、皆さま体調はいかがでしょうか。こんなときには、あっさりした日本料理が最適と考え、日本料理店をご紹介いただきました。今回は「隠れ家」的な「和食道」日本家庭料理をご紹介します。看板は出てはいますが、ご存じない方が多いと思います。というのも、場所が分かりにくく、本当に「隠れ家」なんです。

/date/2016/05/24/20-3686_2.jpg左から三雲インタース台湾総経理、飯ヶ谷オーナー、奥様

 同店は、自宅を改築し、もとの駐車場が厨房に、1階が客席となっています。オーナーは日本人で、驚くべきことに日本でも台湾でも飲食店での調理や経営経験が全くない方ながら、全て独自で考案して調理されています。

オーナー夫妻と偶然の出会い

 まずはご紹介者、英特科学(インタース台湾)の三雲勝文総経理に、会社の紹介とお店を知った経緯を伺いました。

 「当社は、柴田科学の100%子会社として楠梓加工区に設立され、今年で42年になります。柴田科学は環境製品、科学機器、理化学用ガラスを製造販売し、インタース台湾はその理化学用(実験用)ガラス体積計を主に生産し、親会社はもちろん、欧米にも輸出しています」。

 「私が和食道のオーナーと知り合いましたのは、高雄MRT(都市交通システム)塩テイ埔駅近くにある、台湾の芸術品を展示紹介する芸文センターでした。オーナーは日本人ですが奥様が台湾人。お二人で日本の家庭料理店を開業されているとお聞きしたのが始まりです」。ほんの偶然の出会いだったのですね。

/date/2016/05/24/20-3679_2.jpg特製統合寿司。ネタの鮮度と味はお墨付きです

ボリューム満点

 今回いただいたのは、特製統合寿司(320台湾元)。本当に一人前?と思うほど、ボリュームがあります。刺身が通常の1.5倍と大きく、一口で食べきれないほど。もちろん鮮度も抜群で、文句なしのおいしさで、これだけでお腹がいっぱいになりました。本日はカンパチ、ヒメダイ、マグロなどでしたが、その日によりネタは変わります。

/date/2016/05/24/20-3680_2.jpg玉ネギサラダ。野菜不足の現代人にはありがたい量です

 洋惣酢サラダ(玉ネギサラダ、60元)や和風醤油茄子(ナスの天ぷら、70元)もいただきました。新鮮なナスが食べやすい大きさに切られていて、揚げたてのサクサクのホクホクです。各種丼などもございます。

/date/2016/05/24/20-3683_2.jpgナスの天ぷら。サクサクです

旬にこだわり

 オーナーの飯ヶ谷勝さんから、こだわりを教えていただきました。

 「食材は台湾で採れた旬のものを使い、日本風に味付けします。味は譲れません。味こそが日本文化だからです。

 例えば魚は毎朝5時に朝魚市場に行き、鮮度が良く、傷が付いていない魚を選んで買い付けます。台湾では魚の扱いが悪く、魚体に傷が付いていて、調理すると身割れする場合があるからです。また、お店で売れる量だけを買い付け、絶対に余分は買いません。ですので、ネタが売り切れれば、営業時間内でも看板を下ろします。

 お店のしょうゆやタレなどは自分で味付けし、できるだけ日本風に近づけています。日本の調味料などを一部使う場合もあります」。

食道楽が高じて開店

 素人ながら、どういった経緯でお店を開店されたのでしょうか?

 「日本で会社経営をしておりましたので、接待でおいしいお店、例えば料理の鉄人、道場六三郎のお店などに頻繁に通っていました。食べるだけでは飽き足らず、作り方も研究していました。

 私の出身は鹿児島の港町で、小さいころから魚を見て食べて育ちましたので、魚の鮮度やさばき方、取り扱い、包丁の使い方などはよく知っていました。

 自分で見よう見まねで研究した料理がおいしいので、台湾人の妻がぜひ台湾の人にも食べてほしいと、勝手にお店を見つけてきたので、開店する運びとなりました。

 おすしの握りは自己流ですが、台湾の友人の板前さんに指導してもらいました。もちろん調理師免許はこちらで取りました。

 もう台湾に来て11年目、お店は7年目です!」

 食い道楽の趣味が高じて職業になった方なので、裏メニューも充実(?)しています。例えば、店主こだわりの五目いなり(1個50元)や幕の内弁当(150~200元)など、事前にお願いすればやっていただけるそうです。ほかにも裏メニューがあるようなので、本格的な懐かしい日本料理を食べたい方はご相談下さい。

 このようなお店なので、必ず予約が必要です。何が食べたいのか、旬でおいしいのは何かと、事前に相談すれば、仕入れもしてもらえるそうです。本日も営業時間外に数名、門前払いに遭い、残念ながら帰られた方がいらっしゃいました。

 お店は30坪ほど、30人くらい収容可能です。値段はリーズナブルで、近くの学生さんや固定客も多いようです。

 場所は、高雄MRT小港駅からタクシーで10分ほど。ただ、タクシーでも迷うことがあるので要注意です!

(取材/ワイズコンサルティング・大坪豊)

和食道(わしょくみち)

住所:高雄市小港区山明里華明街110号
電話番号:07-803-9290
駐車場:お店の前や周りの道路の駐車は大丈夫です
定休日:毎週日曜、月曜
営業時間:ランチ  11:30~14:00
     ディナー 17:30~20:30

大坪豊

大坪豊

南部営業担当

兵庫県出身。水産関係の商社を経て台湾は7年目。高雄法人部などの活動にも参加。南部の企業様のお役に立てるように日々頑張っています。

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