リサーチ 経営 マーケティング 台湾事情 作成日:2025年1月16日
機械業界 新刊速報記事番号:T00119633
・TSMC、AI需要で2026年まで成長へ
・台湾機械設備製造業の2024年1~8月概況
・乾燥装置の偉勝乾燥工業(ウェイスン・インダストリアル)、半導体向けへの事業転換に成功
・2024年通年台湾工作機械及び部品産業の輸出入分析
<台湾機械設備製造業の2024年1~8月概況>
一、産業概況
24年通年はほぼ横ばいへ、円安・ECFAゼロ関税撤廃が影響
台湾機械設備製造業の2024年1~8月の生産額は5868億台湾元で、前年同期比1.7%増加した。米国と台湾の従来型製造業向けの需要は低迷したものの、中国の半導体メーカーが米国の対中国半導体輸出規制強化を懸念して台湾メーカーからの半導体設備の調達を増やしたほか、台湾でも半導体メーカーが人工知能(AI)ブームを受けて設備投資を拡大し、半導体設備の需要が高まった。
(中略)
四、業界動向
中国は両岸(中台)間のECFAのアーリーハーベスト対象の134品目に対するゼロ関税措置を2024年6月15日から停止した。このうち、機械設備は34品目で、多くが関税率5%以上に引き上げられており、今後も中国向けの受注が減少する見通しだ。
ECFAは11年に発効し、段階的に関税が引き下げられていたが、中台関係の悪化に伴い、中国は24年1月からアーリーハーベスト対象製品に対するゼロ関税措置を相次いで停止している…………
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