リサーチ 経営 マーケティング 台湾事情 作成日:2026年3月16日
機械業界 新刊速報記事番号:T00127301

【トピック1】 台湾機械産業、2025年はハイテク設備が牽引──AIと自動化が構造転換を後押し
2025年通年の台湾機械設備製造業の生産額は推計1兆445億台湾元で、前年比3.9%増となりました。産業全体としては、AI需要や半導体投資に支えられたハイテク生産設備(生産額ベースで前年比18.6%増)が一人勝ちする一方、従来型機械はエンドユーザーの保守的な投資姿勢から調整局面となっています。2026年もこの二極化の構図は続き、AIと自動化の需要が産業の構造転換を牽引する見通しです 。
【トピック2】 需要家側蓄電(BTM)への補助金支給、制度設計見直し求める声
AI需要急増に伴う夜間の電力不足を回避するため、台湾経済部は50億元規模の需要家側蓄電(BTM)補助金制度を実施します。しかし、使用が義務付けられている台湾製電池は高価かつ大型であり、現行の電力料金体系では投資回収に6〜8年を要するなど、企業の導入意欲を喚起できていません。産業界からは、自由な電力取引市場の導入など、実益を生むエコシステムの構築を求める声が強まっています。
【トピック3】 設備メーカー均豪精密工業(GPM)、半導体向け設備が売上の6割超へ
均豪精密工業(GPM)は、事業の多角化を見直し半導体事業へのリソース集中を加速させており、2025年の売上高に占める半導体設備の割合が6割(子会社を含めると8割)を超えました。パネル市場の低迷を機にR&D要員を先進パッケージング(CoWoS)設備へ電撃的にシフトさせたほか、グローバル企業との共同開発で高精度検査装置を受注するなど、AI半導体時代において機動的な競争力を発揮しています。
【トピック4】 台湾ファスナー産業、関税と炭素排出の圧力下で高付加価値化へシフト
台湾ファスナー産業の2025年は、米国の高関税政策やEU市場の景気低迷という二重の打撃を受け、生産額は前年比5.8%減と落ち込みました 。一方で、国内ハイテク産業や航空宇宙向けなどハイエンド・特殊仕様ファスナーの輸入額は同17.5%増と逆行高を記録しています 。EUの炭素国境調整措置(CBAM)本格施行を見据え、単なる「規模と価格」から「技術と強靭性」へのパラダイムシフトが急務となっています。
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