リサーチ 経営 マーケティング 台湾事情 作成日:2026年7月23日
機械業界 新刊速報記事番号:T00129776

【トピック1】
桃園市がAIサーバーのグローバル供給網の中核へ──最短15分で空輸の圧倒的強み
2026年5月のエヌビディアCEO来台時、会食したサプライヤーの7割が桃園に拠点を構えていることが象徴するように、桃園市がAIサーバーの一大拠点へと変貌しています。部品調達から組み立て、桃園国際空港での輸出通関まで最速15〜40分という圧倒的なスピードを武器に、グローバルな需要増に応えるサプライヤー各社の巨額の設備投資が相次いでいます。
【トピック2】
パネル大手のイノラックスとAUO、半導体封止・車載・光通信で高付加価値化
液晶パネル大手の群創光電(イノラックス)と友達光電(AUO)は、消費者向けパネル事業の苦戦を受け、新分野への転換を急いでいます。イノラックスは工場売却で資金を捻出しFOPLP(ファンアウト・パネルレベルパッケージング)やTSMCとのガラス基板開発に注力し、AUOは車載事業強化やメディアテックとのCPO(光電融合)提携など、高付加価値路線へのシフトを進めています。
【トピック3】
電動バスのRAC(華徳動能科技)、徹底した安全対策とカスタマイズで世界進出
台湾電動バス最大手のRACは、過去の事故を教訓に安全防護技術へコスト度外視で投資し、市場の信頼を回復しました。親会社の車王電子と連携した垂直統合による納期短縮と柔軟なカスタマイズ能力で、日本市場でのシェア2位確保(中国BYDに次ぐ)に加え、メキシコ・北米市場への新規参入も果たしました。
【トピック4】
2026年上半期の台湾工作機械輸出、完成機は微減も部品需要が11.4%増と牽引
2026年1〜6月の台湾工作機械輸出総額は9億7,800万米ドルで前年同期比3.1%減となった一方、工作機械部品の輸出額は8億1,400万米ドルで同11.4%増と好調を維持しました。金属切削工作機械部品(同11.5%増)やリニアスライダー(同12.6%増)などの部品関連が底堅い成長を示しています。
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