リサーチ 経営 マーケティング 台湾事情 作成日:2026年6月14日
機械業界 新刊速報記事番号:T00129051

【トピック1】
台湾特殊化学品、中東情勢と営業日減でマイナス成長──迫るEU環境規制
2026年第1四半期の台湾特殊化学品産業の生産額は前年同期比1.5%減となりました。春節による営業日の減少と、中東情勢の緊迫化が影響しています。今後は2027年からのEUにおけるPFAS(有機フッ素化合物)規制案や、中国発のCO2ポリオール供給過剰リスクへの対応として、代替品の開発や製品ラインアップの柔軟な調整が急務となっています。
【トピック2】
台湾機械設備、AI・先進封止需要でハイテク設備が46%増──従来型と二極化
台湾機械設備製造業の2026年第1四半期の生産額は前年同期比10.1%増となりました。人工知能(AI)や先進パッケージング向け装置の需要が拡大し、ハイテク生産設備が同46.4%増と全体を力強く牽引しています。一方、産業機械や工作機械など従来型設備は米国の関税政策などの影響で外需が減少し、二極化が鮮明になっています。
【トピック3】
群翊工業、先進封止向け装置を受注──技術力で日本企業を凌駕
半導体設備メーカーの群翊工業(グループ・アップ・インダストリアル)は、AIブームによる先進パッケージング需要を捉え、PLP向け真空ラミネーターやガラス基板加工装置の受注を獲得しました 。四角いパネル基板の反りや気泡発生という難題をわずか8カ月で解決し、同分野で長年提携していた日本企業を上回る技術力を示しています 。
【トピック4】
台湾ファスナー産業がV字回復──航空宇宙・車載など高付加価値化へシフト
2026年第1四半期のファスナー産業の生産額は前期比2.9%増となり、4四半期連続のマイナス成長に終止符を打ちました。欧州の炭素国境調整措置(CBAM)の本格運用や従来型の低価格競争の限界を見据え、主要メーカーは航空宇宙や車載向けへのシフト、AI・スマート製造の導入による高付加価値化とグリーン転換を急いでいます。
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