ニュース 社会 作成日:2022年10月11日_記事番号:T00105205
ワイズニュースこぼれ話いよいよ13日から、海外から入境後の外出制限「居家検疫」が撤廃され、外国人観光客の入境受け入れが正常化します。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で2020年3月から続いた「コロナ鎖国」がやっと終了します。
《新型肺炎》外国人の台湾入境、19日から禁止 2020年3月18日
https://www.ys-consulting.com.tw/news/88894.html
コロナ夜明け前の台北
外国人観光客がいない今のうちにと、週末を利用し、猫空(台北市文山区)や故宮博物院(台北市士林区)を訪れました。猫空ロープウエーは行列し、故宮博物院の「翠玉白菜」も多少の人だかりとはいえ、コロナ前のような、満員電車を思い出させる混雑はありませんでした。
人気の「翠玉白菜」も人だかり少なく(YSN)
金曜夜の永康街(台北市大安区)も歩きやすい程度の賑わいで、人気の蔥油餅(ねぎ焼き)の小吃(屋台料理)店の行列も数えるほど。日曜夜でも、台北市中心部の繁華街、東区商圏(大安区忠孝東路四段一帯)にはシャッターが降りたビルが並び、寂しい気持ちになりました。
2人に1人が域内旅行自粛
2015年に延べ1000万人を突破した訪台旅行者数は、入境制限でほぼゼロになりました。外国人観光客がいなくても、海外旅行に行けない台湾人のリベンジ消費(報復性消費、自粛の反動による購買意欲向上)があると思いきや、新型コロナ域内感染の影響で、域内旅行者数もコロナ前と比べ15~25%減少しました。
15年訪台客、初の1千万人突破 2015年12月21日
https://www.ys-consulting.com.tw/news/61065.html
交通部観光局の21年アンケート調査では、53.5%の人が、新型コロナ感染状況を考慮し、域内旅行の回数を減らしたと回答しました。域内感染の落ち着きや、海外旅行代わりという理由で、域内旅行を増やしたと回答した人はわずか1%。
外国人観光客の受け入れ全面再開は、2日ごとの新型コロナ陰性確認など一部規制が残ったまま。かつての賑わいが戻るのは果たしていつになるでしょうか。
台湾経済の専門家、中央大学経済学部教授 赤羽淳氏のワイズニュース寄稿コラムもぜひご覧ください。
台湾経済 潮流を読む「台湾回来了!~入境規制緩和へ~」 2022年10月11日
青木樹理
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722