ニュース 政治 作成日:2023年10月31日_記事番号:T00111968
台湾有事2024年1月13日に投開票が行われる総統選挙の民進党の公認候補、頼清徳・副総統がこれまでに「戦争が勃発した場合、職業軍人が主戦部隊を構成し、兵役期間中の兵士(義務兵)が戦場に立つことはない」と発言したことに関連し、邱国正・国防部長は30日、立法院での答弁で、義務兵は主戦部隊に加われないわけではないと指摘。部隊に加わる意思があれば、その特性に応じ、審査に合格した上で戦闘部隊に配属される可能性はあると説明した。31日付中国時報などが報じた。
邱・国防部長は30日、立法院の外交・国防委員会の答弁で、中国の国家戦略が変わらない限り、軍事戦略も変わらないと指摘した(30日=中央社)
国防部の報告書では、志願兵が主戦部隊に配属され、義務兵は主に守備部隊に配属されると記されている。
邱・国防部長はまた、戦争が起きればあらゆる場所が戦場となり、前線や後方の区別はないと強調。原則として義務兵は戸籍地に基づいて配属先が決まるが、離島では十分な兵力を確保できるとは限らないため、台湾本島から抽選で派遣されることもあると説明した。
先ごろ、中国の李尚福・国防部長が解任されたことについては、李氏の去就によって台湾が受ける脅威や中国の政策や軍事戦略へ変化が生じることはないとの認識を示した。
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