ニュース 政治 作成日:2024年7月31日_記事番号:T00116731
台湾有事2月14日に金門県の周囲に台湾側が設定した「禁止・制限水域」(領海、接続水域に相当)内で漁を行っていた中国の漁船が、台湾当局の取り締まりから逃れる際に転覆し、中国人船員2人が死亡した事件について30日、中台の代表者が金門県で協議を行い、合意文書に署名した。台湾側は、遺体と押収した船舶を返還した。遺族に死者1人当たり150万人民元(約3160万円)の見舞金を支払ったようだ。事件発生から和解まで、5カ月かかった。31日付聯合報が報じた。
海洋委員会(海洋会)海巡署の謝慶欽・副署長は、詳細は公開しないと説明した(30日=中央社)
台湾の海洋委員会(海委会)海巡署(海上保安庁に相当)の張忠龍・署長は、取り締まり過程を録画していなかったことを謝罪した。台湾の検察は今も捜査を続けている。
事件発生後、中国は金門周辺海域での巡視を常態化すると発表し、中台間で政治的緊張が高まった。3月17日に金門沖で釣りの最中に遭難し、中国に救助された台湾の現役軍人の男性や、7月2日に金門沖を航行中に中国で海上警備を担う中国海警局(CCG、海上保安庁に相当)に拿捕(だほ)された台湾漁船の船員は、いまだ送還されていない。
今回、中台が署名した文書に、両事案について善処すると盛り込まれたとされる。陳玉珍・立法委員(国民党)は、釣りをしていた現役軍人の男性は、8月初旬に家族が中国まで迎えにいく予定だと語った。
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