ニュース 政治 作成日:2024年9月26日_記事番号:T00117724
台湾有事国防部は26日、25日(26日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ43機、中国艦艇を8隻確認し、うち軍機34機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。25日午前7時過ぎから、戦闘機「殲16(J16)」や無人機(ドローン)など23機が活動し、うち22機が中間線を越えて南西と東部の防空識別圏に侵入し、遠洋航海訓練を行ったと説明した。聯合報電子版などが伝えた。
25日の中国軍機の飛行経路。破線は24カイリ(約44キロメートル以内、接続水域)、実線は12カイリ(領海に相当)の海域を示す(国防部Xより)
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計3659機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2164機となった。
中国国防部は25日午前、午前8時44分にロケット軍が太平洋に向かって模擬弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射し、公海上に着弾させたと発表した。中国が太平洋方向にミサイルを発射したのは44年ぶり。国防部は、中国軍のミサイル発射訓練などは、厳密に監視して動向を把握しており、軍機や艦艇の派遣、沿岸防衛巡航ミサイル(CDCM)システムで適切に対処していると表明した。
日本の報道によると、海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が25日午前、台湾海峡を通過した。南シナ海で26日から行われる多国間訓練に参加するために移動しており、オーストラリアやニュージーランドの艦艇も、台湾海峡を通過した。8月末から中国軍機による日本の領空侵犯が確認されており、日本政府は中国を牽制したい考えだ。
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