ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

《台湾有事》中国軍の連日の活動、国防部が批判【図表】/台湾


ニュース 政治 作成日:2024年9月27日_記事番号:T00117747

台湾有事

《台湾有事》中国軍の連日の活動、国防部が批判【図表】/台湾

 国防部は26日、26日午前8時過ぎから、中国の戦闘機「殲16(J16)」や無人機(ドローン)など29機が活動し、うち21機が、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越えて、台湾の北部と中部、南西の防空識別圏に侵入し、艦艇と合同でパトロール(哨戒、共同戦闘準備哨戒)を行ったと発表した。25日にも、台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入して遠洋航海訓練を行ったほか、太平洋の公海に向けて模擬弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射するなど、連日の軍事行動は周辺国・地域を威嚇していると批判した。27日付自由時報などが報じた。

/date/2024/09/27/17pla_2.jpg26日の中国軍機の飛行経路。破線は24カイリ(約44キロメートル以内、接続水域)、実線は12カイリ(領海に相当)の海域を示す(国防部リリースより)

 国防部は、中国軍で南シナ海を管轄する南部戦区の司令官が、米ハワイでインド太平洋防衛参謀長等会議(CHODs)に出席して、対話に応じる友好的な姿勢を偽装しており、戦争と平和を使い分け、軍事的覇権を握ろうとしていると指摘した。

 総統府の郭雅慧・報道官は26日、中国軍は軍事演習を行って地域の平和と現状を脅かしているとして、一連の軍事行動を強く非難した。中国に対し、国際社会の秩序を保つため、常軌を逸脱すべきではないと呼び掛けた。

/date/2024/09/27/26army_2.jpg

 国防部は27日、26日(27日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ41機、中国艦艇を6隻確認し、うち軍機32機が台湾海峡の中間線を越え、北部と中部、南西、東部の防空識別圏に侵入したと発表した。

 ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計3700機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2196機となった。

/date/2024/09/27/25army_2.jpg

 

【セミナー情報です】
在台日系企業の経営改革を体験する!日本人経営者、経営幹部向け、ワイズ経営塾 経営実践編。合理的な経営意思決定の方法を学びたい方にオススメです。10月22日開講。
検索は「ワイズ、経営実践編」。
【セミナー情報の詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/111179.html

台湾有事