ニュース 政治 作成日:2024年11月28日_記事番号:T00118873
台湾有事国防部は28日、27日(28日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ13機、中国艦艇7隻を確認し、うち軍機9機が台湾海峡の中間線を越え、北部と南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。このほか、中国の気球2機が27日午後1時52分と、午後4時4分から、それぞれ基隆市の北西60カイリ(約111キロメートル)、北西88カイリの海上を飛行したのを確認した。
27日の中国軍機と気球の飛行経路。破線は24カイリ(約44キロメートル、接続水域)、実線は12カイリ(領海に相当)の海域を示す(国防部リリースより)
頼清徳・総統が初の外遊として、30日から12月6日まで、南太平洋の友好国、マーシャル諸島、パラオ、ツバルを訪問する際、米国領のハワイやグアムに立ち寄る可能性があり、中国がこれを口実に、頼・総統の帰台の前後に、台湾周辺で大規模な軍事演習を実施するとの見方が浮上している。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計4643機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2830機となった。23年は中国軍機4714機を確認し、うち1703機が中間線などを越えた。
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