ニュース 政治 作成日:2024年12月9日_記事番号:T00119049
台湾有事国防部は9日、8日(9日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ10機、中国艦艇7隻、公務船3隻を確認し、うち軍機6機が台湾海峡の中間線を越え、南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。
頼清徳・総統は、11月30日から総統就任後初の外遊で南太平洋の友好国、マーシャル諸島、ツバル、パラオを訪問し、12月6日午後9時に台湾に戻った。途中、米ハワイ、グアムに立ち寄っており、米国との公式交流に反対する中国が台湾周辺で大規模な軍事演習を行うと予想されていた。
8日の中国軍機の飛行経路。破線は24カイリ(約44キロメートル、接続水域)、実線は12カイリ(領海に相当)の海域を示す(国防部リリースより)
6日(7日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ15機、中国艦艇8隻、公務船4隻を確認し、うち軍機11機が台湾海峡の中間線を越え、北部や南西の防空識別圏に侵入した。このほか、中国の気球1機が6日午後2時20分から基隆市の西92カイリ(約170キロメートル)の海上を飛行したのを確認した。
7日(8日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ7機、中国艦艇14隻、公務船3隻を確認し、うち軍機6機が台湾海峡の中間線を越え、南西の防空識別圏に侵入した。このほか、中国の気球4機が7日午前5時32分以降、基隆市の138カイリの海上を飛行したのを確認した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計4806機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2922機となった。23年は中国軍機4714機を確認し、うち1703機が中間線などを越えた。
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