ニュース 政治 作成日:2024年12月11日_記事番号:T00119098
台湾有事国防部は11日、10日(11日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ53機、中国艦艇11隻、公務船8隻を確認し、うち軍機23機が台湾海峡の中間線を越え、北部や南西、東部の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。軍機飛来数は9日の47機を上回り、頼清徳・総統の双十節(建国記念日、10月10日)式典の演説に反発し、中国軍が大規模軍事演習を実施した10月14日の中国軍機153機以来で最多だった。
中国は9~11日に、浙江省と福建省の東の空域7カ所に「空域保留区」(特定の活動や目的向けに確保された空域。進入には許可が必要)を設定し、多くの船舶を西太平洋などに派遣し、大規模な軍事演習を実施するとみられている。国防部は10日、あらゆる可能な脅威を予測し、備えると説明した。
10日の中国軍機の飛行経路。破線は24カイリ(約44キロメートル、接続水域)、実線は12カイリ(領海に相当)の海域を示す(国防部リリースより)
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計4906機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2961機となった。23年は中国軍機4714機を確認し、うち1703機が中間線などを越えた。
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