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15年10月の5大ニュース!


ニュース その他分野 作成日:2015年11月3日_記事番号:T00060152

月間5大ニュース

15年10月の5大ニュース!

【1位】国民党の総統候補、朱立倫主席に交代

 与党国民党は17日、来年1月の総統選挙の公認候補を洪秀柱副主席から朱立倫主席に変更することを臨時全国代表大会(党大会)で決定した。洪副主席は対中関係で統一寄りのスタンスで人気が低迷し、立法委員選挙で巻き添えになって敗れてしまうとの党内候補者たちの突き上げを受けた朱主席が決断したとされる。投票日から3カ月を切った時点での候補者交代は前代未聞で、党内有力者の対立や判断ミスが自滅とも言える失態を生じさせた。

 朱主席が従来から最も候補にふさわしいと考えられており、交代によって支持率が3ポイントほど上昇した。ただ、依然蔡英文民進党主席には大差を付けられていて、逆転は困難とみられている。正規の手続きで候補に選ばれた洪副主席を交代させたことは、国民党にとって党内民主主義を毀損(きそん)した悪しき前例ともなった。

【2位】3.6万世帯に鉛水道管、安全神話崩れる

 台北市など7つの自治体で3万6,000世帯が老朽化した鉛製の水道管で水道水の供給を受けていることが19日判明した。全体の8割以上が台北市と新北市で、台北市の鉛水道管は605カ所、全長157キロメートルに上る。

 鉛は神経系や腎臓などの障害を起こすほか、蓄積されると鉛脳症を招く恐れがあるとされる。台北市ではほぼ全地区で法定基準未満の鉛含有量が検出され、水道水の安全神話崩壊が社会に衝撃を与えた。経済部は、宜蘭県や新竹県市などでは来年末までに鉛水道管の交換作業を終えると確約した一方、台北市と新北市の交換計画は期間3年と長い。台北自来水事業処は両市3万世帯を対象に10月分から、交換作業が完了するまで水道料の減免措置を取ると発表した。

【3位】粉じん爆発事故で主催者起訴、死者13人に

 新北市八里区のウォーターパーク、八仙水上楽園で今年6月、音楽イベントの最中にカラーパウダーに引火して死者13人、けが人486人を出した粉じん爆発事故で、イベントを主催した玩色創意国際の責任者、呂忠吉容疑者(42)が16日、業務上過失致死傷罪で起訴された。八仙楽園の董事長ら経営陣8人は不起訴になった。爆発の引き金は、カラーパウダー噴出を担当したアルバイト男性(19)の転倒と断定された。八仙楽園は事故以降、営業を停止している。八仙楽園の事故のけが人は、442人が退院したものの、依然44人が入院中でうち9人は危険な状態だ。

【4位】売春グループ摘発、モデル・芸能人を海外派遣

 企業経営者など富裕層を相手に、海外に女性を派遣して売春行為をさせていた台湾人グループが摘発され、多数の芸能人やモデルなどが関わっていた疑いや、昨年のヒマワリ学生運動に参加した劉喬安容疑者が仲介役として関わっていた疑惑が29日浮上し、注目を集めた。数日で数十万元の報酬が稼げたという。事件発覚後、インターネット上で関わったとされる芸能人やモデルの名前が相次いで上がったが、劉容疑者も含めほとんどが疑惑を否定している。

【5位】機内出産の女性、米国籍狙い疑惑で批判の的に

 中華航空(チャイナエアライン)の米国行き旅客機内で7日、台湾人女性が女児を出産した。当初は緊急事態を乗り切った美談として伝えられ、女児に永久フリーパスが提供されるのではと話題となった。しかし、女性が子どもに米国籍を取得させるため妊娠を隠して搭乗していた疑惑が判明し、身勝手な理由で子どもの命を危険にさらし、他の乗客に迷惑をかけたとして一転非難の的となった。

 女性は同機が緊急着陸したアンカレッジから送還された際、終始衣類で顔を隠していたことから疑惑の可能性は高いとみられている。なお、女児は米国領内で誕生したことから米国籍が与えられた。

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