ニュース その他分野 作成日:2015年12月29日_記事番号:T00061217
月間5大ニュース南部を中心にデング熱が大流行し、5月以降で4万3,060人(台南市2万2,750人、高雄市1万9,395人)が感染し、高齢者や慢性疾患患者など212人(台南市112人、高雄市97人)が死亡した(12月28日現在)。感染者数は、高雄市で爆発事故後に感染が広がった昨年1万5,492人(死亡28人)の2.7倍となった。今年の大流行に関して、衛生福利部疾病管制署(疾管署)は、エルニーニョ現象が発生すると東南アジアでデング熱が流行し、ウイルスが持ち込まれやすいと背景を説明した。
当局は消毒作業を徹底した。暑さにもかかわらず長袖姿が散見され、スーパーマーケットや量販店には虫よけグッズ特設売り場が設けられた(中央社)
9月中旬には疾管署の中央流行疫情指揮センターが設立されたが、政府の対応は遅過ぎるとの批判も起きた。その翌日には全土で感染が1万人を超え、本島の全県市で感染者が確認された。
観光業を直撃
感染が急増した8月末~9月は夏季休暇に当たり、台南市の赤崁楼、安平古堡などでは観光客が2~5割減少し、ホテルのキャンセルが相次いだ。台南のホテル予約率は9月以降2~3割低下し、高雄市のあるレストランは11月業績が4割減少するなど間接的な経済損失以外にも、医療費や生産など直接的な経済損失は20億台湾元との試算が学者から示された。中央流行疫情指揮センターによると、台南市10月中旬に、高雄市は11月下旬にデング熱感染が減少傾向に転じた。
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