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第71回 銀魚泰国料理(松本光春企業 上田尾一憲総経理)


ニュース 商業・サービス 作成日:2017年3月16日_記事番号:T00069519

総経理のちょっといい店

第71回 銀魚泰国料理(松本光春企業 上田尾一憲総経理)

 今回は台北市の松江南京エリアにあるサラリーパーソンの味方、いまどき珍しい100台湾元均一の個性派タイ料理店「銀魚泰国料理」を訪れました。ご紹介いただいたのは、松本光春企業の上田尾(うえだお)一憲総経理です。

/date/2017/03/16/20mise2_2.jpg上田尾総経理

 松本光春企業はオフィスや店舗の清掃管理業者として2016年9月より台湾で業務を始めました。設立から日が浅いながら、アパレル大手企業の清掃を手掛けるなど、大型店舗の清掃からネズミ駆除まで幅広く請け負っています。在台日系企業にとって頼もしい存在ですね。

 銀魚泰国料理は、台北都市交通システム(MRT)松江南京駅の8番出口を出て左手に進み、2本目の路地を左折して半分くらい行くと右側にあります。一見、民家のようでとまどいますが、店名が書かれた大きな緑色の看板が目印です。

/date/2017/03/16/20mise1_2.jpg店の外観はかなり地味です

 店の入り口にはタイ語表記の調味料がぎっしりと並べられていて、調味料の販売店?と思った先には5席ほどのテーブルが、その奥の部屋にも5席ほどのテーブル、さらに奥には調理場が丸見えと、吹き抜けの良過ぎる造りになっています。「倉庫をぶち抜いて造ったのだけど、お客が増えたので拡張したらこうなっちゃったよ」と店長さん。タイとミャンマーの国境地域のご出身とのことです。店内は特に装飾もない飾り気のない空間で、ミルクティーをいただく銀色のカップだけがピラミッドのようにきれいに積み上げられていました。

セットは100元均一

 銀魚泰国料理の売りは何と言っても、セットメニューの価格が100元均一で、ミルクティーとタイ米、日替わりスープ(またはデザート)のおかわりが自由なことです。メーンはタイ風チキンと豚肉そぼろ、カレーの3種類だけですが、副菜が日によって変わるので飽きずに楽しめます。

/date/2017/03/16/20mise4_2.jpgチキンレッドカレーはタイ風味満点!

 今回はチキンレッドカレーと豚肉そぼろをいただきました。カレーのベースはココナツで、南国を感じさせる甘さと香りが一口でさっと溶けるような食感です。その感覚を忘れぬうちにまた一口、今度は辛みが程よく感じられるようになります。水分少なめのタイ米との相性は抜群。具の鶏肉とじゃがいもは良く煮込まれていて、ルーとよく絡みます。

 豚肉そぼろは、タマネギ、トマト入りで、タイ料理で定番のスイートバジルを効かせてあり、タイ料理ならではのピリ辛に仕上がっています。

/date/2017/03/16/20mise3_2.jpg豚肉そぼろはしっとりホロホロ

 辛くなってきたら飲み放題のミルクティーをどうぞ。甘過ぎず料理とよく合います。

 なお、お店の営業時間は平日の昼間だけです。

縁起の良い店名

 若い頃はホテルマンとして勤めていた上田尾総経理、米国に渡り英語を学ばれましたが、「次は中国の時代が来る!」と感じて中国大陸へ。

 中国で出会ったのが農民画。農民たちが農村の暮らしを描いた民間芸術で、色鮮やかで独特な画法にほれ込み、農民画の専門家として本も書かれました。高価なものが良いとは限らない、安いものだって良い物はたくさんあるという考えを持たれており、一見入りにくい銀魚泰国料理にも興味を感じて訪れたところ、気に入ったとのことでした。

 ちなみに店名の「銀魚」は、中国語で同じ発音で、「手元にたくさんの物が残る」という意味の「盈餘」と掛け合わせて付けられました。この日もお店は大繁盛。台北市信義区の高級百貨店にもう1店展開もしていますが、お値段が異なります。庶民的に食べたいのであれば松江南京で、いろいろなメニューを味わって食べたいのであれば信義区のお店を訪れてみてはいかがでしょうか。

(取材/ワイズコンサルティング・梶原千波)

銀魚泰国料理
住所:台北市中山区松江路140巷7-1号
電話番号:02-2542-0500
営業時間:月~金曜日 11:00~14:00
定休日:土・日曜日

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