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第73回 Senn 先酒肴(台湾意必思貿易 田中久暁総経理)


ニュース 商業・サービス 作成日:2017年6月28日_記事番号:T00071372

総経理のちょっといい店

第73回 Senn 先酒肴(台湾意必思貿易 田中久暁総経理)

 今回は岩手のお酒と本格和食の「Senn 先酒肴」を、台湾意必思貿易の田中久暁総経理にご紹介いただきました。

/date/2017/06/28/20mise1_2.jpg田中総経理(左)とオーナーの孔徳先(マイケル)さん(右)

 台湾意必思貿易はDVD・CD、グッズ、印刷物の製造を行っており、日本で売られている雑誌などの付録のほとんどがこちらの製品なのだそうです。日本で多くの人が手にする雑誌の付録を台湾で製造し、しかも日本で高いシェアを占めているなんて、日本と台湾の懸け橋となっている会社ですね。

 「Senn 先酒肴」も、岩手県のお酒を厳選して台湾で販売すると同時に、本格的でおいしい和食を提供することで日本の食文化を台湾で広めている、日台の懸け橋になっているお店です。

 台北都市交通システム(MRT)忠孝敦化駅の7番出口を出て敦化南路を市民大道方向へ進み、200メートルほど歩くと右手に木目調の扉が特徴のお店があります。控えめな表札が一つ掛かっているだけで、入り口も奥まっており、一見さんお断り?の雰囲気が漂います。

 しかし、そんなことはありませんのでご安心ください。入り口から階段を上がって2階にある店舗に入ると、左に大きな木のカウンターがあります。店の照明と、窓からもたらされる自然の光が織り成す雰囲気が心を落ち着かせてくれ、日本ならではのわびさびを感じられる空間です。

/date/2017/06/28/20mise2_2.jpg店内の模様。黒を基調とした大人の雰囲気です

選ぶ楽しみ、目でも

 店内の内装には、オーナー、孔先徳(マイケル)さんのこだわりと客を楽しませたいという気持ちが感じられました。孔さんは「ふらっと訪れてもおいしいものが食べられる、人が集う場所を作りたい」と店のコンセプトを話してくれました。メニューは和食をメインに、単品から1,000台湾元台、2,000元台のコースまであります。

/date/2017/06/28/20mise3_2.jpgおまかせ握りはこの豪華さ!

 今回目を引いたのは日本酒にも合うお薦めのおまかせ握り。トロっと甘いウニと甘エビ。しっとりとしたしめ鯖、脂がじわっと広がる炙りサーモンと、ネタも大きく食欲をそそります。一つ一つに細工や漬けが施され、異なった食感をもたらしてくれます。どれから食べようか目移りしてしまいますね。

 先酒肴にはおいしい単品料理もそろっています。まだ胃袋に空きがあれば試してほしいのが茶碗蒸しです。ほんのり甘口、黒いトリュフが添えられていて、口に入れると良い香りが鼻へ抜けて行きました。茶碗蒸しの内容は日替わりで、トリュフに出会えるかどうかは運次第です。

/date/2017/06/28/20mise4_2.jpgトリュフ茶碗蒸しは逸品と言えるおいしさです

やっぱり純米酒

 先酒肴のもう一つの楽しみは岩手県の日本酒です。大きなショーケースには100種類以上の日本酒がキラキラと鎮座しており、台湾では一番の品ぞろえでしょう。料理に合ったお酒を薦めてもらい、好みの味を選べるのも知識の豊富な同店ならでは。数ある日本酒のうち、どれを選べばよいか迷ってしまうという方にまず試していただきたいのが「あさ開」と「南部美人」です。どちらも岩手で古くから続く老舗のお酒で、あさ開は145年、南部美人は115年とどちらも100年以上の歴史があります。

 共にすっきりと辛口で飲みやすく、特に「あさ開」は主張しすぎない香りが料理を引き立てます。皆さまも本格日本料理のお供に岩手の日本酒をお楽しみください。

 ウキウキしながら食事を一緒に楽しんでいただけた田中総経理。台湾に来たら必ず訪れるお店で、「お客さまを連れて来たら絶対喜ばれるよ」と教えていただきました。恐らくデートで使ってもモテモテになること間違いなしです。1人でまったり、デートでしっとり、使い方も選び放題な「先酒肴」でした。

(取材/ワイズコンサルティング・梶原千波)

Senn 先酒肴
住所:台北市大安区敦化南路一段163号2楼
電話番号:02-2775-5090
営業時間:18:00~翌1:00
定休日:日曜日

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