《台湾有事》フランスの国会議員団、台湾に到着／台湾

　フランス国民議会（下院）の台湾友好グループ主席を務めるエリック・ボトレル議員が率いる議員団4人が17日午前7時過ぎ、桃園国際空港に到着した。ボトレル議員は、フランスの台湾政策に変更はなく、台湾の現状維持を支持すると述べた。中央社電などが報じた。

/date/2023/04/17/17tang_france_2.jpg デジタル発展部のタン部長は、権威主義体制拡大の前線に身を置く台湾は、情報セキュリティーの攻防が繰り広げられていると語った（12日＝中央社）

　外交部によると、議員団の訪台期間は20日まで。▽頼清徳・副総統、▽游錫堃・立法院長、▽呉釗燮・外交部長、▽数位発展部（デジタル発展部、moda）の唐鳳（オードリー・タン）部長──との会談などを予定している。

　台湾情勢を巡っては、フランスのマクロン大統領が中国訪問の帰路に受けたインタビューで、欧州は米中対立と一定の距離を置くべきと主張し、波紋が広がっていた。

　ボトレル議員は、台湾とフランスの間に誤解はなく、台湾の有事は全世界の有事だと述べた。

　タン部長は12日、フランス国民議会の外国からの干渉に関する調査委員会の公聴会にオンラインで出席し、海外からのサイバー攻撃対策について経験を共有した上で、海外からのサイバー攻撃は台湾だけの問題ではなく、欧州も無関係ではないと述べた。

　このほか、ポルトガル共和国議会の議員団7人が14日、台湾に到着した。訪台期間は19日まで。

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