ニュース 政治 作成日:2024年1月4日_記事番号:T00113083
台湾有事国防部は4日、中国の気球3機が3日午後3時7分~5時51分の間に、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる中間線を越え、離島の澎湖県馬公市の西44~48カイリ(約81.5~88.9キロメートル)、新竹の北西45カイリの空域を、高度1万5000~3万6000フィート(約4.6~11キロメートル)で北東へ飛行し、午後7時16分までに姿を消したと発表した。うち1機は、中央山脈の上空で姿がみえなくなった。中国の気球を確認したのは3日連続で、計5機となった。
3日の中国軍機と気球の飛行経路(国防部リリースより)
国防部は4日、3日午前6時~4日午前6時に、台湾周辺の空海域で、中国軍機延べ6機、艦艇6隻が活動し、うち軍機1機が台湾の南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したのを確認したと発表した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で活動した中国軍機は7500機以上で、中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2790機となった。
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