《台湾有事》中国の気球、4日連続で中間線越え【図表】／台湾

　国防部は5日、中国の気球1機が4日午前6時59分に、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる中間線を越え、新竹の北西88カイリ（約163キロメートル）の空域を、高度2万4000フィート（約7.3キロメートル）で北東へ飛行し、午前9時43分に姿が見えなくなったと発表した。中国の気球を確認したのは4日連続で、計10機となった。

/date/2024/01/05/17pla_2.jpg 4日の中国軍機と気球の飛行経路（国防部リリースより）

　1月13日に投開票が行われる総統選挙を目前に、中国の気球が飛来していることについて、米国家安全保障会議（NSC）のジョン・カービー戦略広報調整官は、米国は台湾の民主主義を支持しており、台湾の自由で公平な選挙に干渉してはならないと語った。

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　国防部は5日、4日午前6時～5日午前6時に、台湾周辺の空海域で、中国軍機延べ8機、艦艇4隻が活動し、うち軍機2機が台湾の南西の防空識別圏（ADIZ）に侵入したのを確認したと発表した。

　ペロシ米下院議長（当時）が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で活動した中国軍機は7500機以上で、中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2792機となった。

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