ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム 会社概要 採用情報 お問い合わせ

コンサルティング リサーチ セミナー 在台日本人にPR 経済ニュース 労務顧問会員

《台湾有事》中国に「台湾海峡の管轄権」、国台弁が主張/台湾


ニュース 政治 作成日:2024年3月14日_記事番号:T00114240

台湾有事

《台湾有事》中国に「台湾海峡の管轄権」、国台弁が主張/台湾

 中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の陳斌華・報道官は13日の記者会見で、台湾海峡の両岸(中台)はともに中国の領土で、中国は台湾海峡に対する主権と管轄権を有するため、台湾海峡は中国の内水で、国際水域は存在しないと主張した。これを受け、台湾の大陸委員会(陸委会)は、中国の主張は国際法や台湾海峡の現状に反しており、台湾や国際社会に絶対に受け入れられないと反発した。14日付自由時報などが報じた。

/date/2024/03/14/17china_chen_2.jpg国台弁は13日、平和的統一と一国二制度が台湾問題解決の基本方針だと、改めて表明した(13日=中央社) 

 2月14日に中国に近い金門県の周囲に台湾側が設定した「禁止・制限水域」(中国船の航行が禁止、制限される海域)内で漁を行っていた中国漁船が台湾当局の取り締まりから逃れる際に転覆し、船員2人が死亡した事故について陳・報道官は、速やかに真相を公表し、関係者を処罰するとともに、遺族に謝罪するよう台湾側に要求した。陸委会は、司法機関の捜査の結果、真相と責任の所在が明らかになるまで待ってほしいと訴えた。

 消息筋によると、きょう14日早朝、金門県から南西へ15カイリ(約28キロメートル)の海域で中国籍の漁船が沈没し、中国人船員が海中に転落した。中台双方の当局がヘリコプターや救助船を派遣して救助に当たり、船員6人のうち4人が引き揚げられたが、うち2人は死亡した。残る2人は行方不明。

台湾有事