ニュース 政治 作成日:2024年3月12日_記事番号:T00114189
台湾有事国防部は12日、12日午前6時までの24時間に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ2機、中国艦艇5隻を確認したと発表した。台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏(ADIZ)に侵入した軍機は確認しなかった。このほか、中国の気球1機が台中市の南西の海上を飛行したのを確認した。気球は3月4日以来、7日ぶりに確認した。
11日の中国軍機の飛行経路(国防部リリースより)
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。確認した中国軍機は累計8200機以上で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2978機となった。
気球は1月1日以降、断続的に飛来を確認しており、累計93機となった。
国防部は同日、中国が13日に四川省の西昌衛星発射センターから西太平洋の方向にキャリアロケットを発射する予定で、予測経路では台湾の防空識別圏を通過すると発表した。
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