ニュース 政治 作成日:2024年3月13日_記事番号:T00114211
台湾有事国防部はきょう13日午前、同日午前7時以降、中国の戦闘機「殲10(J10)」や無人機(ドローン)など14機が台湾周辺の空域で活動し、うち9機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線とその延長線を越え、北部、中部、南部の防空識別圏(ADIZ)に侵入し、中国の艦艇と合同でパトロール(哨戒、共同戦闘準備哨戒)を行ったと発表した。
国防部は13日、13日午前6時までの24時間には、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ10機、中国艦艇9隻を確認し、うち軍機4機が台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、東部と南西の防空識別圏に侵入したのを確認したと発表した。中国の気球は確認しなかった。
12日の中国軍機の飛行経路(国防部リリースより)
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。13日午前6時までに確認した中国軍機は累計8200機以上で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2982機となった。
気球は1月1日以降、断続的に飛来を確認しており、累計93機だった。
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