ニュース 政治 作成日：2024年5月15日_記事番号：T00115326
台湾有事中国で海上警備を担う海警局の船舶5隻が14日午後2時ごろ、福建省アモイ市に近い台湾の離島、金門県南側の海域に集まっているところが確認され、海洋委員会（海委会）海巡署は直ちに巡視船6隻を現場に派遣して監視に当たった。14日午後3時に海警局の船舶4隻が台湾が設定した「制限水域」（中国船の航行が制限される海域）に侵入。海巡署がスピーカーを通じて警告するなどの対応を取ったところ、中国船は5時9分に制限水域を離れた。15日付中国時報が報じた。
中国の船舶による金門周辺水域への侵入行為は5月に入って、5度目だ。3〜4月の月4回を既に上回った。
5月20日に予定される頼清徳・次期総統（民進党）の就任式が近づく中、国防部報道官の孫立方・少将は14日、台湾海峡の平和と地域の安定は、各方面の努力で成り立ち、いかなる挑発行為も役立たないと指摘した。
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