ニュース 政治 作成日:2024年6月21日_記事番号:T00116007
台湾有事国防部は21日、20日(21日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機延べ36機を確認し、うち34機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、東部と南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したのを確認したと発表した。中国艦艇は7隻の活動を確認した。
20日の中国軍機の飛行経路。軍機は最も近いところで台湾本島の最南端、鵝鑾鼻(屏東県恒春鎮)から37カイリ(約69キロメートル)の距離まで接近した(国防部リリースより)
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計1928機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計915機となった。
国防部は21日、中国が22日に四川省の西昌衛星発射センターから西太平洋の方向にキャリアロケット(運搬ロケット)を発射する予定で、予測経路は台湾の防空識別圏を通過すると発表した。
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