ニュース 社会 作成日:2024年8月12日_記事番号:T00116906
ワイズニュースこぼれ話パリ五輪が8月11日に閉幕し、台湾の代表選手が獲得した金メダルは2個、銀メダルは0個、銅メダルは5個、計7個で35位、2021年の東京五輪の計12個(金メダル2個、銀メダル4個、銅メダル6個)に次ぐ史上2番目の好成績でした。
林選手(左)は積極的な攻撃で、5対0の判定勝ちで完勝した(11日=中央社)
東京五輪に続くメダルが期待されていた女子バドミントンシングルスの戴資穎・選手、男子柔道の楊勇緯・選手がまさかの敗退となりましたが、バドミントン男子ダブルスで李洋・選手、王齊麟・選手のペアが金メダル、ボクシング、重量挙げ、射撃、鉄棒で銅メダルを計5個獲得。「性別」騒動に巻き込まれた台湾のボクシング女子57キロ級の林郁婷(リン・ユーティン)・選手が11日、金メダルを勝ち取り、精神的な強さをも見せつけました。
性別問題に一線、表彰台で涙
林・選手は試合後の記者会見で、表彰台で泣き崩れたことについて「国を代表してメダルを獲得できました。台湾中の人々が応援し、信じ、支えてくれたことに感謝しています」と語り、性別問題には「試合に集中するためSNS(交流サイト)を見ていませんが、わたしは国際オリンピック委員会(IOC)に認められて五輪に出場しています」と話しました。
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は10日の記者会見でも、林選手もアルジェリアのイマネ・ヘリフ選手(66キロ級金メダル)も参加資格を満たしていると改めて強調。女性として生まれ育ち、パスポートも女性で、女性として何年も試合に出場しており、「寛容ではなく、正義の問題だ」と説明しました。
両選手に試合出場資格はないとの主張を繰り返す国際ボクシング協会(IBA)に対し、台湾の教育部体育署(スポーツ庁に相当)は、国際オリンピック委員会(IOC)と協議後、提訴する構えです。
青木樹理
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