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《台湾有事》中国軍機、17機が中間線越え【図表】/台湾


ニュース 政治 作成日:2024年9月16日_記事番号:T00117552

台湾有事

《台湾有事》中国軍機、17機が中間線越え【図表】/台湾

 国防部は14日、13日(14日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ21機、中国艦艇を6隻、公務船を1隻確認し、うち軍機17機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、北部と南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。

/date/2024/09/16/17pla_2.jpg13日の中国軍機の飛行経路。破線は24カイリ(約44キロメートル以内、接続水域)、実線は12カイリ(領海に相当)の海域を示す(国防部リリースより)

 国防部は13日、ドイツ海軍のフリゲート艦1隻、補給艦1隻が台湾海峡を北から南に向かって通過したと発表した。ドイツ軍艦の台湾海峡通過は22年ぶりだ。

 またオランダ下院は12日、国際連合(国連)が中華人民共和国に対し国連代表権を認めた1971年の第2758号決議(アルバニア決議)は、中国が台湾の主権を持つとは決定しておらず、台湾の国際組織への参加を排除するものでもないとする動議を賛成多数で可決した。欧州で初めて。

 国防部によると、14日(15日午前6時までの24時間)は中国軍機を7機、中国艦艇を6隻、公務船を1隻確認し、うち軍機2機が中間線の延長線上を越えた。15日(14日午前6時までの24時間)は中国軍機を6機、中国艦艇を6隻、公務船を1隻確認した。

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 ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計3536機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2069機となった。

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