ニュース 社会 作成日:2025年2月24日_記事番号:T00120218
ワイズニュースこぼれ話「コンビニの中にネコ?」と、思わず全家便利商店(台湾ファミリーマート)の入り口の足元に目を留めました。
ファミマの入り口。「この店にはネコがいる」と勘違いして、別のコンビニに向かったペット連れもいるとか(YSN)
■ファミマで猫の日
ファミマは2月22日の「猫の日」にちなみ、2月19日から3月18日まで「全家猫の日」キャンペーンを開催中です。店内では、ネコの尻尾や肉球の形の菓子パンを販売したり、ペット用品を割引販売しています。
同時に、ファミマ会員がペット用品を1点購入するたびに1ポイントとカウントし、全店合わせて30万ポイント貯まれば、保護ネコを預かり、飼い主探しなどを行っている動物保護団体の社団法人好好善待動物協会に、ネコの食料20万台湾元(約91万円)相当を寄付すると宣言しました。
消費者は、ペット用品の購入で、自分の飼いネコだけでなく、動物保護にも貢献できる仕組みです。
ファミマ各店の入り口の自動ドアに貼られた写真は、新しい飼い主を探している4匹の保護ネコ。写真のそばには、保護ネコの名前や生まれ年、性格などのプロフィールが書かれ、QRコードをスキャンすると、好好善待動物協会のサイトで、詳細を確認できます。
■ペットブームの影に
台湾のペット産業の市場規模は600億台湾元(約2700億円)以上。農業部の電話調査によると、2023年のペット飼育数はイヌが148万637匹で21年比19%増、ネコが131万匹で50%増。全世帯の28.3%、3~4世帯に1世帯がペットを飼っている計算です。
一方で、24年に公立の保護施設に収容された野良イヌや野良ネコなどの動物は2万8011匹に上ります。うち1万8294匹(65%)が新しい飼い主に引き取られました。なお、台湾では17年、改正動物保護法が施行され、保護施設での殺処分が原則禁じられています。
好好善待動物協会は、新しい飼い主を待つ保護動物の家(シェルター)として、23年に設立されました。保護ネコを引き取れないけれども協力したい方は、ファミマ店内のマルチメディア情報端末、Famiポートで、募金もできます。
青木樹理
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