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08年10大ニュース!(9〜10位)


ニュース その他分野 作成日:2008年12月26日_記事番号:T00012543

月間5大ニュース

08年10大ニュース!(9〜10位)

 
【9位】高雄MRT、紅・橘線が開通
 
 台湾第2の都市、高雄で都市交通システム(MRT)が開通した。3月に南北に走る紅線、9月に東西の橘線が運行開始。市民や、高雄を訪れるビジネスパーソン、観光客らの新たな足として幅広く利用されている。
 
 紅線は小港を起点に、▽高雄国際空港(小港空港)▽台湾高速鉄路(高鉄)左営駅▽台湾鉄路(台鉄)高雄駅──や最大商業エリアの三多商圏などを経由し終点の南岡山まで全線24駅(28.3キロ)を約45分で結ぶ。橘線は高雄港に面した西子湾から、高雄県政府のある鳳山を通り、大寮まで14駅(14.4キロ)で26分。両線が交差する美麗島(大港埔円環)で乗り換えが可能だ。
 
 高雄捷運(KRTC)の最新統計によると、1日平均利用者数は紅線9万825人、橘線2万7,252人で、全体で11万8,077人だ。
 
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初乗り運賃は20台湾元(約55円)。台北MRTの「悠遊カード」に相当するプリペイドカードも利用できる(YSN)
 
 
【10位】海角七号大ヒット、社会現象に
 
 8月に公開された台湾映画『海角七号』がインターネットや口コミで評判を呼び、台湾映画の記録を塗り替える大ヒットを記録、2008年の社会的現象ともいえる盛り上がりをみせた。台北市での興行成績は12月時点でハリウッド映画『タイタニック』に次ぐ歴代第2位で、台湾映画では最高のヒット作となった。台湾のアカデミー賞と呼ばれる金馬賞では6部門を制している。
 
 これまで無名だった魏徳聖監督は製作中、2度も資金難で撮影中断寸前の危機に追い詰められたという。しかし、これを乗り切った魏監督の熱意で、新人や演技経験のない歌手など出演者たちもチームワークを発揮し、日台の歴史と交流が描かれる、笑いあり涙ありの心温まる作品を生み出した。
 
 不景気で明るい話題の少なかった2008年の後半、映画を見た多くの台湾人が励まされ、南部のロケ地、墾丁や恒春はたちまち観光スポットとなり、地元に思わぬ経済効果をもたらした。また、出演者の人気が急上昇し、日本人の主演女優・田中千絵や、「ワシは国宝だぞ」のせりふを流行させた茂伯(林宗仁)などがCMで引っ張りだことなった。
 
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忘年会などでも『海角七号』は大人気。立法院のクリスマスパーティーでは王金平立法院長が郵便局員の「茂伯」に扮して、ご満悦のようすだった(12月19日=中央社)
 

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