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第15回 鶴家(日商奥村組営造 沖田啓介総経理)


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年4月14日_記事番号:T00014696

総経理のちょっといい店

第15回 鶴家(日商奥村組営造 沖田啓介総経理)

 
 豊富な自然、安い物価、人々がおっとりしている──。沖田さんはかつて四国・香川に転勤となった際、これらの魅力にひかれてご自宅を香川に構えた。香川といえば讃岐うどん。味音痴だがうどんには少々こだわりを持っているという沖田さんに紹介していただいたのが、台北市そごう忠孝店近くの「鶴屋」だ。
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沖田啓介総経理
 
 うどんのメューは約20種。写真付きで紹介されている。特にカレーうどんはエビフライ、トンカツ、チキンカツなど組み合せる具も豊富だ。沖田さんの定番はであるカレーうどん(140元)、それに昆布うどん(120元)、きつねどんぶり(120元)、和風オムレツ(80元)、おでん2品(15~20元)を注文した。うどんには、みそ汁とお新香とミニ大福もちがセットでついてくる。

 「讃岐ほどのコシはないが、なかなかいけます」と沖田さんは麺を評価。麺の原料の小麦は日本産で、香川県三豊市で打ったものを使っているという。だしも日本のうるめいわしなどから取っている。丼ものは「大盛りでも値段は一緒」と気前も良い。また、カレーうどんの汁が服に飛び散らないよう、前掛けを付けてくれるなど細やかな気配りが感じられる点も「なかなか気が利く」と気に入っている。
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昆布うどん
 
少年時代の味に再会

 きつね丼は、沖田さんが「ぜひ試してみて」と語るお薦めの品だ。筆者にとっては初めての味だったが、だしがたっぷりしみ込んだ甘辛い油揚げが白いご飯によく合う。

 沖田さんが鶴屋で最初に注文したのが、このきつね丼だった。生まれ育った大阪の商店街で、少年時代によく食べていたたきつね丼の素朴な味を思い出した。「まさか台湾できつね丼に出会うとは思わなかった」と語る。

 きつね丼はある日突然メニューから消えたが、沖田さんがリクエストすればすぐに出てくるという。が、店主である台湾人女性が、この味をどうやって知ったのだろう、という疑問はまだ解消されていない。最近は、日本本社から長期出張で来台している土木部長と来ることが多く、おでんとビールでスタートし、うどんで締めるというパターンだ。

 お勘定は2人合わせて485元と非常にリーズナブルだった。「安くておいしい」は単身赴任者にとってもありがたい。一人でゆっくり味わうもよし、同僚と気軽に来るもよし。うどんが食べたくなったときに一度足を運んでもらいたい店だ。


(取材/ワイズコンサルティング 七沢愛果)

鶴家
住所:台北市復興南路1段107巷5弄2号
(MRT忠孝復興4番出口)
電話番号:02-8773-5185
営業時間:午前11時~午後10時

関西の味きつね丼
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総経理のちょっといい店