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第20回 清水鮨(日商都陛實業 金剛哲三支店長)


ニュース その他分野 作成日:2009年6月23日_記事番号:T00016146

総経理のちょっといい店

第20回 清水鮨(日商都陛實業 金剛哲三支店長)

 
 第20回は寿司店「清水鮨」をご紹介します。案内役は日商都陛實業(トピー実業)の金剛哲三支店長です。
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金剛支店長(右)と清水太郎さん(左)

 清水鮨は創業25年の老舗店だ。台北に今ほど寿司屋がなかった時代で、多くの駐在員が清水鮨ののれんをくぐった。金剛さんも約20年前の最初の駐在時に、他の駐在員からの紹介で初めて訪れ、その後1週間に1回のペースで通うようになった。 
 
 金剛さんは2度目の駐在の今も、オフィスが徒歩5分の近さということもあり、やはり1週間に1回は店に足を向ける。この日、店を訪れると五分刈りにハチマキ、足には高下駄、江戸っ子を思わせるような風格漂う大将が迎えてくれた。名刺には「清水太郎」と書かれているが、れっきとした嘉義県生まれの台湾人だ。1階はカウンターとテーブル席、2階は畳の掘りこたつ5席がある。
  
 寿司はにぎりとちらしが300元からある。上が500元、特上が700元だ。今回はにぎりとちらしの上を頼んだ。にぎりは、ウニ、ホタテ、鯛、エビ、マグロ(赤身、中トロ)、カンパチ、ヒラメ、鉄火巻き6巻。ウニの軍艦巻きはボリュームがすごい。「ケチケチ使うもんじゃないから」と大将。ホタテも大きかった。お任せは1,500元から。真夏から秋にかけては、北海道厚岸産の岩ガキがおいしいそうだ。
 
 寿司のほか、300元の定食メニューもある。さんま、サバ、鮭がメーンで、さんまは2匹、サバも2切れ分とボリューム満点だ。
 
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上にぎり
 
 開店当時は駐在員が一時帰国する直前にわざわざ清水寿司に立ち寄り、台北に戻ってきたら一目散に清水寿司にやって来ることが面白かったと大将は語る。「日本の味と変わらない寿司を安く食べれる」と評判だったという。
 
 一品料理の山芋の千切り(180元)をいただいた。青森産の山芋にかつおぶしをまぶしたシンプルな味。しょうゆと阿里山産のわさびでいただく。
 
大将は日本が大好き
 
 閉店間際で最後の客となったようだ。カウンターにシングルモルトとウニの軍艦巻きが並び、大将がゆっくりとカウンター席に座る。「この最後の1杯が楽しみでね、よかったら一緒にどうですか」。大将は静岡県で3年間、料理の修行を積んだ。「大」のつく日本好きで、毎年1回は奥さんと日本を旅行し、各地の寿司など名物を食べ歩くことを楽しみにしている。今や鹿児島と沖縄以外の全都道府県を訪れたという。
 
 店は南京東路と建国北路の交差点から歩いて数分の距離だ。安くて気軽に楽しめる、ボリュームたっぷりの寿司は清水鮨で決まりだ。
 
(取材/ワイズコンサルティング・七沢愛果)
 
清水鮨
  住所:台北市伊通街87巷10之1号
  電話番号:02-2507-5954
  営業時間:昼12~14時 夜18~22時
 
上ちらし
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